[速報]対局日4月12日
第69期大阪王将杯 王将戦予選
藤井 七段vs森内 九段
持ち時間が3時間と短い対局で藤井七段と18世名人森内九段の戦いは?
速報 結果 更新しました
中継(リアルタイム)の対局の予定
王将戦は、ニコニコ生や、Abema TV での中継はありません。
リアルタイムの中継が観れるのは、↓のみ。
将棋プレミアム、囲碁将棋チャンネル
会員にならず、この対局のみを有料で見ることもできるようです。(Liveチケットを購入、前売り券500円、当日券700円)
- 中継の開始時間 9:45
- 対局開始時間 10:00
森内九段とは
羽生九段は、将棋を知らない方にも有名ですが、森内九段も、それに勝るとも劣らない実績の棋士、と言ってもいいと思うくらい、すごい棋士さんです。
1970年10月10日の、48歳。
順位戦で、フリークラス宣言をしましたが、永世の称号を持つ、18世名人。
8期も名人を務めました。(羽生九段は、森内九段から1年遅れての永世名人、19世名人です)
永世名人とは
将棋で、名人位を5期以上保持した者に与えられる名誉資格
デジタル大辞泉
史上7人目の三冠王(竜王・名人・王将)の記録もあります。
タイトルの獲得数もすごくて、通算で12期です。
森内九段は、とにかくすごい棋士のひとり!なのです。
森内九段vs藤井七段の対局、考えただけでワクワクしますよね!
森内俊之九段の前回の対戦相手
田中寅彦九段
森内九段の、王将戦の1次予選の前回(2回戦)の対戦相手は、田中寅彦九段(61)でした。
寅彦九段は、棋聖のタイトルを獲得、竜王戦1組通算9期、順位戦A級通算6期と、実力ある棋士です。
田中寅彦九段は、「藤井聡太七段と対戦したい」とよくTVで発言していました。
この森内戦も勝って、藤井七段と対戦したかったーって、ツイッターで発言があったり。(TVでは、「藤井七段と戦えたら冥土の土産に」とかジョークを飛ばすぐらい、熱烈だったので、私はちょっぴり寅彦九段を応援していました。)
ツイッターや、TVの発言を見ていると、個性的で、決して61才とは感じさせない、エネルギッシュでダンディな棋士さん。
この4月には将棋連盟の理事に立候補されたようです。(田中寅彦ツイッターより)
藤井聡太七段の前回の対戦相手
藤井七段は、前回の王将戦(2月12日)は、池永天志四段 と対戦しました。
珍しく、藤井聡太七段が振り駒で先手になって、おおーっと思ったのですが、150手過ぎまで、勝負がもつれて。
というのも、藤井聡太七段、ほぼ、負けを覚悟する状態だったんです。
大逆転勝ち、本当に危ない勝負でした。
その時の記事はこちら↓
藤井vs森内 今までの対戦成績
藤井聡太七段と、森内俊之九段は、1度、対戦したことがあります。
17年9月に、NHK杯2回戦。その時は、藤井七段が戦ったそうです。(残念ながら、見てません)
17年といえば、藤井七段はまだ中学生の頃。
NHKは、生中継したようです。やる〜、NHK。(NHK杯はいつもは録画放送です)
NHK杯は、持ち時間10分の超早指しなので、藤井七段の得意技ってところでしたが、今度は持ち時間短めの王将戦予選とはいえ、3時間あります。
森内九段との戦い、すごく楽しみ! ですー。
また、対局が始まりましたら追記更新しますね。
以下:追記しました
藤井vs森内 王将戦 対局が開始
振り駒は、また藤井七段の後手。
藤井七段の後手率は、全棋士の中でも上位なのでは?って思えますね。
戦型は、矢倉。
永世名人vs藤井聡太七段のこの対局、Abemeかニコニコで生放送で見たかったなー。これからも王将戦(と銀河戦)は将棋チャンネルと将棋プレミアムだけなのかなぁ。。。(大阪王将が新しくスポンサーに追加されたので、今年は他でも見やすくなるかと期待してました)
藤井七段がこれから何年か後に名人になる、それも永世名人になる、とすれば、今日の戦いは、新旧の永世名人の対局!?となる。歴史に残る、かもしれない対局。
なかなか見れない、本当に夢といってもいいような対局なんですよね。。。
藤井vs森内 王将戦 昼頃の対局の様子
36手まで で、消費時間差が25分あり(森内九段が多く使っています)
残り時間
- 森内九段 2時間1分
- 藤井七段 2時間26分
まだ時間差はありません。ただ、持ち時間が3時間と短いです。
昼メニュー
- 森内九段 チキンカツ定食
- 藤井七段 とろろせいろそば
とろろせいろそばって、年頃を考えると渋い注文ですね。麺類好きだなぁー、藤井七段。
36手で、藤井七段は、35分考えてました。
ただ、その前後で森内九段は15分(35手)、12分(37手)、19分(39手)とたくさん使っていますので、39手の時点では、残り時間は、森内九段の方が20分少ないです。
48手から、藤井七段が歩をぶつけ、本格的な戦いが始まりました。
52手、藤井七段が2歩得となる。藤井七段の手持ちの持ち駒は歩が3枚、森内九段の持ち駒は歩が1枚。
62手
これは後手の攻め駒に勢いがついてきた。後手が指しやすくなってきたのでは
解説の石田五段
ここでの持ち時間の差は、5分(藤井七段が多く残しています)
森内vs藤井 王将戦 15時頃の対局の様子
64手、藤井七段が24分考えて、残り時間が23分になる(森内九段は残り時間37分)
68手、藤井七段が13分考えています。後手は手が広いので悩ましい、と解説。
84手、急に分かりやい局面になった、後手勝勢と。
86手、後手勝勢は言い過ぎたかも、と解説が言い直し。
残り時間が、お互いに5分です。
92手、次の6九馬で、先手玉(森内九段)は受けなしとなる。(情勢が)はっきりしてきた、とのコメントが。
と、その後すぐ、
藤井聡太七段が勝利 vs森内 王将戦
92手で、森内九段が投了しました。
17時36分。
残り時間が、森内九段が1分、藤井七段が5分、。1分将棋になる直前の森内九段の投了でした。
うーむ、嬉しいような、いや、藤井七段の勝利はもちろん嬉しいのです。ただ、森内九段に勝つ、というのは、世代の交代を感じてしまって(最近の羽生九段とか)、何とも複雑な感情もあり。
藤井七段に勝って欲しい、でも森内九段に勝って欲しいような、気持ちで見てました。
正直、まだ森内九段には勝てないかなぁと、思っていた部分もありましたし、ね。
森内九段に勝ったのだから、藤井七段にはこのまま、挑戦者になるまで、勝ち進んで欲しい!
藤井聡太七段の次の対戦相手は、北浜健介八段です。
ガンバレー、藤井聡太!
↑ 森内九段自身の半生について書いた本です。