第60期 王位戦 挑戦者決定リーグ 紅組
木村一基vs菅井竜也
始まりました。この対戦を勝てば紅組で優勝の確率が高まる! 挑戦者決定戦で挑戦者となって王位に!
なので応援します。木村一基九段!
木村一基vs菅井竜也の成績
18年度の成績
- 木村一基 0.667、勝率ランキング12位
- 菅井竜也 0.574、勝率ランキング20位
木村九段、昨年調子良かったんですね。菅井七段も、王位を失った頃から少し不調が続いていた気がしましたが、完全復活。
木村九段と菅井七段の対戦成績
- 木村九段の3勝、菅井七段の2勝。
一番最近の木村vs菅井の対戦は、今年3月の棋聖戦の決勝トーナメント。応援してたけれど、木村九段が負けちゃいました。
さて、今度はどうか。
木村vs菅井の王位戦 対局開始
王位戦の対戦成績 紅組&白組
- 紅組の対戦成績
木村九段と菅井七段が、共に2勝0敗で1位。なので、今日のこの対戦がとっても大事なんです。勝てば、勝ったほうが、挑戦者トーナメントに出れる確率がグッと高まりそう。
- 白組の対戦成績
永瀬拓矢七段が3勝0敗、中村太地七段が2勝0敗。
ガンバレー、木村九段、です。
先手は木村九段
振り駒ではなく、挑戦者リーグの抽選の時に決まっています。
戦型はゴキゲン中飛車
途中まで今年3月の棋聖戦、木村vs菅井の前例と同じ進行のようです。木村九段が負けちゃった対戦のデータと同じっていうのは気になる。
- 30手 もう時間差が30分以上になってます。
- 33手 木村九段が、前回の木村vs菅井の将棋の進行から手を変えました。
- 35手 木村九段が38分の長考、その後少ししてから休憩に。
木村vs菅井の王位戦、昼からの対局の様子
昼食の前後で、2人とも、時間を少し多めに使っています。
昼食メニュー
- 木村九段 豚ロース生姜焼き
- 菅井七段 茶美豚の胡麻味噌とじうどん
木村九段はいつもの愛妻弁当ではないのって、始めて見た気がする。GWですもんね。
40手までの残り時間
- 木村九段 2時間23分
- 菅井七段 3時間22分
もう1時間差がついています。
- 48手 菅井七段が38分と長考。
- 50手 菅井七段、7二金。この手がいい手、みたい。
- 51手 木村九段が43分の長考、金を引く。
ここで、解説している棋士たちから、菅井七段が優位そう?なコメント複数。ふぇー。
55手までの残り時間
- 木村九段 1時間8分
- 菅井七段 2時間12分
1時間の時間差は変わらず。大丈夫かなぁ。木村九段、ガンバレー。
木村vs菅井の王位戦、19時ごろの対局の様子
60手くらいから、はっきり後手が良さそう、と言われてしまった木村九段。時間差は相変わらず、1時間差(木村九段が多く時間を使っています) どうなるかと思ってましたら。
- 103手目、木村九段の玉が、入玉!
- 116手、木村九段に攻撃のターンが回ってきて
- 118手、菅井七段は端の歩を突いて、玉の逃げ道を作る
なんだか、木村九段にいい流れが来たような?
相入玉?
- 120手 相入玉を巡る戦いになってきた、と解説が。ただ、後手の入玉は難しそうとも。
木村九段の残り時間が、13分です。ガンバレー、木村九段!
- 131手 木村九段の残り時間が10分に。
- 134手 菅井七段が再び有利になったと解説が。木村九段の時間がないのが厳しい。
Abema TVで、解説なしのこの対局を見てるのですが、木村九段と菅井七段2人とも、頻繁にお手洗いに。時間がないので、2人とも走るように行って、走るように戻ってきてます。
菅井七段が間違えたかも?
- 140手 菅井七段の4五龍寄りに、”棋士室で大きなどよめき” と。(この次、木村九段が6六角と指すと、金がタダで手に入るから) 菅井七段、間違えたのかな?
- 141手 木村九段は、のがさず、6六角を指す。
ここで、解説は菅井七段の勝ちは難しくなった、とするが、いやー、ここからまだまだ120手近く、勝負はもつれました。
木村九段の残り時間が3分になった
150手を超えました。菅井七段の陣地は、2一に木村九段の玉、9三に菅井七段の玉という、見たことないような、すごい見た目になっています。
木村九段の玉の周りに、木村九段の守りの駒が一杯いて、変な形。そのために木村九段のたくさんあった持ち駒は、歩5枚となりました。
- 151手 木村九段は後手玉に迫るつもりはないようだ、と解説が。
- 154手 ふただび相入玉の可能性が出てきた、と。
でも、なかなか菅井七段の玉が入玉するのは遠い感じがするのですが、どうなるんでしょう?
木村vs菅井の残り時間差が37分
木村九段の残り時間は、ずっと変わらず、3分。菅井七段の残り時間が40分。この差が大きい。でもガンバレー木村九段!
- 171手 木村九段が、3枚目のと金を作る
- 180手 菅井七段の玉が入玉に向けて、やっと動き出した?
入玉したら、持ち駒の数が多い方がいいので、駒集めみたいな将棋になってます。木村九段は時間との戦いもあるし、でも、ここまできたら絶対勝ってほしいなぁ。ガンバレー木村九段!
木村九段が勝利!
やったー、木村九段が勝ちました!!
21時54分、菅井七段が投了しました。
なんと、317手です。
残り時間が、木村九段が1分、菅井七段が7分でした。(とは言っても、木村九段の残り1分がどれだけ長かったか)
菅井七段が投了した後、2人とも、放心状態のようにほーっと上を見上げてました。疲れただろうなぁ。夕食もなしだったから、お腹もすいたでしょうし。
木村九段なんて、脇息が体の横でなく、前に持ってきて、体支えるようにしてました。お手洗いに何度も走っていく2人の姿が印象的。(1分将棋みたいになってからは、席を立つこともほとんどなかったです)
途中、あわや千日手かって場面もありましたけど、木村九段が回避してました。
こんな対戦はなかなか見れないと思うので、見れて良かったです。
これで木村九段が3勝0敗、菅井七段が2勝1敗、木村九段が紅組で単独1位となりました。木村九段にはタイトル挑戦までいってほしいので、めちゃくちゃ応援しています。