第69期 王将戦 挑戦者決定リーグ
藤井聡太vs豊島将之
藤井七段の王将戦挑戦者決定リーグの2回戦。
豊島名人には、公式戦では、未だ勝ったことがない、藤井七段。
しかも今回は後手番です。
なんとか豊島名人から1勝なるか。
ガンバレー、藤井七段。
【王将戦】藤井聡太vs豊島将之
豊島将之のデータ
- 生年月日 1990年4月 30歳
- 出身 愛知県
- タイトル戦出場 9回
- タイトル獲得 名人、王位、棋聖
- 棋戦優勝 2回
豊島将之の成績
- 今年度の成績 24勝12敗 0.667
- 通算成績 465勝207敗 0.692
藤井聡太の成績
- 今年度の成績 23勝8敗 0.742
- 通算成績 139勝28敗 0.832
前回の三浦九段との王将戦と変わらず、28回しか負けてない藤井七段やっぱりすごい。
藤井聡太vs豊島将之の対戦成績
今までの対戦成績は、藤井七段の0勝3敗、です。
はい、圧倒的な差、です。
2019年は、
7月23日の竜王戦、決勝トーナメント 準々決勝。
5月の、銀河戦。
特に、竜王戦は残念でした。
あともう少しで挑戦者になれるかってところでの豊島名人との勝負でしたから。流石の豊島名人の強さ。(豊島名人は、そのあと、渡辺二冠、木村九段を破って挑戦者となりました)
王将戦 挑戦者決定リーグ 現在の勝敗・成績
- 2勝0敗 広瀬竜王
- 1勝0敗 藤井七段
- 1勝1敗 豊島名人
- 0勝0敗 羽生九段
- 0勝1敗 久保九段、糸谷八段、三浦九段
豊島名人の1敗は、広瀬竜王に負けた1敗です。
豊島名人のスケジュールがすごい詰まっているのもすごい。もう早くも王将戦の3戦目だもん。
【王将戦】藤井聡太vs豊島将之 開始
先手、後手は開始前から決まっています。
今日の対戦は藤井七段の後手。
持ち時間は4時間。
王将戦の中継(リアルタイム)は将棋プレミアムのみ
Abema TVやニコニコの中継(リアルタイム)はなし。
なぜなら、王将戦だから。
将棋プレミアムは有料です。
料金を見てみたら、この1局を見るだけで、1,500円ですって。(前売りで1,000円)
前見たら、500円だったような気がするけど、気のせい?それとも、値上がりしたのかな?
早くAbema TVやニコニコに、王将戦の中継を解放して欲しいけど、この料金。強気な感じを見ると、難しいのかも。。。
戦型は相掛かり
昼休憩までは、まーまーのペースです。(どんなペースだっ)
藤井七段が、時間差をつけられるんじゃないかって心配も、今のところ、大丈夫そう。
まだ30分差なので。
王将戦の昼食は特別メニュー
今回も王将のキッチンカーなのかな?
- 藤井七段 魅惑の肉あんかけニラ玉炒飯
- 三浦九段 覚醒のねぎあんかけ炒飯(少なめ)
二人とも、復刻創業餃子つき。
餃子は、追加なのか、セットなのか、気になったりする。
【王将戦】藤井vs豊島の昼食後の対局
豊島名人は、昼食後、すぐに指さず、10分考えてから指し
そのあとの藤井七段は、長考。40分考えてました。
これで時間差が、50分くらいに。(藤井七段の方が時間を多く使ってる)
【王将戦】藤井vs豊島、15時ごろの対局
藤井七段の飛車が、少し前から、あっち行ったり、こっち行ったり、してます。
なんでこんなにウロウロしてるんでしょ。っていうくらい、小刻み?にウロウロ。
解説によると、ひねり飛車らしい。ひねり飛車って何でしょ?
豊島名人、1時間近くの長考
15時ごろ、豊島名人も1時間くらい考えてました。
ここで、時間差は逆転。(藤井七段の方が少しだけ時間を多く残してます。)
豊島名人が長く考えてくれると嬉しい。
豊島名人がトントンと指す時は、いわゆる豊島名人の「研究の範囲内」であって、豊島名人の手のひらの中で戦ってるような気がするから。
【王将戦】藤井vs豊島、18時ごろの対局
すごすぎてよくわからない
すごい対戦になってます。
駒の取り合いもすごいし、お互いの飛車と角が目まぐるしく動いてる。
角切りも怖くない!
例えば
藤井七段は、と金をそのままで(普通だったら香車で取りそうなところ)、豊島陣地に攻めていって、角を切る。
豊島名人が、普通なら香車を取り込みそうなところ、金を取りに行く。
と、今度は藤井七段、その金取りの相手をせずに、桂馬を跳ねて(角銀両取りの)攻撃。
果敢に攻めてます、藤井七段。
めちゃくちゃすごい勝負。面白すぎて、目が離せない。
A級のトップ棋士同士の戦いみたい。少なくとも、片方の棋士が、C級1組17歳は思えない。
時間差が、約30分。(藤井七段が多く使ってます)
これがどう響くか。。。
もう少し縮まればいいんだけどなぁ。
【王将戦】藤井vs豊島の19時ごろの対局
もう、凄い勝負が続いていて、スゴイ! としか言えません。
藤井&豊島の持ち駒
- 藤井七段 角2、金1、歩2
- 豊島名人 桂馬2、香車1、歩3
藤井&豊島の残り時間
- 藤井七段 10分
- 豊島名人 29分
少し前、藤井七段が9筋に突撃。得意の、端攻めをしたところ。
端攻めしたからには、何かあるんじゃないかと期待しちゃいます。
ただ、時間差が、気になる〜。
【王将戦】藤井vs豊島 藤井七段が投了
20時42分、171手で、藤井七段が投了しました。
これで、豊島名人が2勝1敗、藤井七段が1勝1敗。
あー、残念。
最初からずーっと豊島名人ペースで、やっぱり叶わないのかなぁって感じでした。
がっ、途中から、藤井七段、うまくいけば、いや間違わなければ勝てるんじゃ、ってところで、時間が無くなり、1分将棋になっちゃって。
最後の詰みを見つけるところで、時間がなかったのが痛かった。
1分将棋になってからの藤井七段、ヘンテコな手、なんじゃこりゃみたいな手を指してたし。(勿体無かったといというか、超初心者の私でさえ悪手に見えた。。。)
大人みたいに見えてても、17歳だなぁって思えた瞬間。
豊島名人と20分差ぐらいあったから、その時間差がもう少し短ければ、勝ってたんじゃないかと今でも思ってます。
勝てそう、勝勢にまでいけた。でも、勝ちきるのは難しかった。
やっぱり、豊島名人クラスの強い棋士になると、勝つのは大変ですね。
(木村九段の受け切りも、スゴイ技なんだなぁって改めて思ったりもする 笑)
残念だったけど、本当にいい勝負を見せてもらえて、良かった。感激〜。
でも、今度は、今度こそは、勝ってくれ〜。
ガンバレー、藤井七段。応援するぞー。