第77期 順位戦
C級1組10回戦
藤井聡太七段vs近藤誠也五段
2月5日
順位戦の持ち時間は6時間、長い時間の対局に強い藤井七段 しかも今日は先手(振り駒無し)なので、期待大!です。
今日もう一つの対局の方も気になります。杉本師匠vs船江六段。(こちらは別に書きますね。)
ニコニコとAbemaTVで生放送
AbemaTV
解説者 山崎隆之八段、西尾明六段、及川拓馬六段
聞き手 宮宗女流、飯野女流
ニコニコ生放送
解説者&聞き手 大平六段、高浜女流
ここはやっぱりAbemaTVで見たい! 山崎八段の解説。
山崎八段、前回(1月8日)の藤井七段の順位戦のも解説でした。
同じ関西だし、手もよく見えるから登場が多いのかな?(そういえば、藤井七段の初解説の時も山崎八段と一緒でした。) 私みたいな初心者にでも、わかりやすい解説をしてくれるから、嬉しいです。
前回の対局は、山崎八段の登場は夕方からでしたので、「(対局が)終わっちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしました。早く出してくれるように頼もうかと思ってました」って言ってましたっけ。
今回も夕方からの登場なんでしょうか、なるべく早く出てきてください〜。
藤井&近藤の成績や年齢
年齢差
6歳差
近藤五段、まだ22歳なんですか? もう少し上かと思ってました。25、26くらいかなって。
2人の今年度成績
藤井七段 0.860
近藤五段 0.675
藤井七段の記録の色々
ランキングの色々
対局数ランキング 7位タイ
少数ランキング 2位
勝率ランキング 1位
連勝ランキング 9位タイ
通算成績
108勝18敗 ( 0.857 )
*通算成績 8割を超えてるのは藤井七段のみ
(7割を超えて、かつ、対局数が5局以上は6人のみ、羽生九段、永瀬七段、千田六段、近藤五段、大橋四段)
藤井七段もすごいけど、近藤五段もすごい!
順位戦の連勝記録の更新もあるかも!?
順位戦の連勝記録は、中原誠十六世名人と並んで最多タイの18連勝中。今日勝って19連勝とすれば、新記録となります。
藤井七段が昇級するための条件
順位戦で、C級1組まで、順調に昇級できた理由はただ1つ。
1度も負けずに勝ち続けたこと。
昇級するには、前年度の順位も高くないといけないので、昇級したばっかりだと、順位が低いから普通に不利なんです。
なので、今回も、1敗でもすると、昇級できない可能性がまだ、あります。
詳しくは、別記事にまとめてますのでよろしければ↓
“杉本昌隆師匠と藤井聡太七段の同時昇級は? 次の順位戦は2月5日”って記事です。(すみません、リンク貼れないので)
対局開始
対局前の、報道陣の数がすごかったです。数十人いたんじゃないでしょうか。
写真もバッチリたくさん、何か動作をする度に、(いやー、ジッとしてても)撮られてました。
振り駒は?
と言いたいところですが、振り駒はなし。あらかじめ決まっています。
なんと、藤井七段の先手、です。
藤井七段の先手の勝率はめちゃ高いので、期待!!
藤井七段、いつものスタイル、お茶を一口飲んでから、最初の一手を打ちました。
11時過ぎまでの対局の様子
40手までの消費時間はそう変わらず(10分くらい近藤五段の消費時間が多いくらい)
戦型
角換わり腰掛け銀から、流行の型。若い棋士さん同士、らしい戦型ってことでしょうか?
14時30分過ぎまで
まずは昼メニューから
藤井七段の弱点と昼ごはんメニュー
藤井七段 バターライス
近藤五段 ひと口へれカツ
解説の西尾六段が、「藤井七段の弱点を見つけました、マッシュルーム苦手だったんですねー」って、とっても嬉しそうでした。
キノコ嫌いなんですね、藤井七段。大人みたいな面持ちでも、やっぱり16歳だもんって思いますね。
73分も長考した藤井七段
60手まで
59手で、73分もの長考でした。この手が、前例(渡辺棋王が後手で勝った前例)と同じなので、長考したらしいです。
残り時間の差が、1時間くらいにも、なりましたが、大丈夫なのかな?
夕食まで
67手。順位戦では早い進み、だそうです。
近藤五段が50分考えた後、そのまま夕食休憩になりました。
残り時間
藤井七段 2時間
近藤五段 3時間32分
夕食前の近藤五段の50分の長考時間を引いても、藤井七段の方が40分くらい多く使ってます。
時間差が、まだ結構あるのが気になります。
夕食メニュー
藤井七段 カレーうどん定食
近藤五段 天ぷらうどん
藤井七段は、ほんとにカレー好き、ですね。
及川六段が、15分も休憩せずに戻ってきましたねって言ってたけど、どちらが戻ってきたか聞き逃した。。。と思ったら、先に戻ったのが藤井七段、その後すぐに近藤五段も戻ってきたようです。
対局開始までまだ20分以上あるのに、二人とも盤の前。
優劣はどうか
まだどちらが、というほどの差はないようですが、どちらかといえば先手持ち、と。
後手がいいっていうことではない、とも山崎八段。
藤井七段 負けました
136手で、藤井七段が投了しました。23時37分。
藤井七段は、98手から、1分将棋になってしまいましたが、近藤五段の残り時間は28分。後半の大事この時間の差も大きかった、と思います。
先手の勝率は高いので、負けるとは思っていなかった〜。しかも、師匠まで負けてしまった。。。ガックリ。勝負の世界は厳しいですね。
近藤五段は、あぐら姿で指すも何度か見られました。リラックスしてというか、(開き直ってというか、)自然な感じで指しているような姿が印象に残りました。
師匠も負けたので、8勝1敗が4人となってしまった。。。
藤井七段の順位は、この負けで4位となり、次戦で勝っても、自力昇級は無くなりました。次戦で上位の人が2人揃って負けないと昇級できません。
最終戦は3月5日。
どうなるか。