第61期王位戦
挑戦者決定リーグ 白組
藤井聡太vs稲葉陽
藤井聡太七段の王位戦の3戦目です。
Abema TVの解説は佐々木勇気七段と八代七段。
面白トークも期待しながら見れるのは楽しみ。
A級棋士の稲葉八段とどう戦うか、勝てるか、藤井聡太!
勝てー、藤井聡太!
藤井聡太vs稲葉陽の王位戦挑戦者決定リーグ
藤井七段の王位戦挑戦者決定リーグは、これで3戦目です。
2勝0敗の藤井七段と、1勝1敗の稲葉八段。どうなるかー。
振り駒
振り駒はなし。(最初から決まってます)
藤井七段の先手
中継(リアルタイム)はAbemaTVで
- 解説者:佐々木勇気七段
- 解説者:八代弥七段
- 聞き手:室谷由紀女流三段
- 聞き手:渡部愛女流三段
早番が勇気七段でした。
いつも明るいけれど、いつもよりもっと明るい気がする。
B級2組に昇級したのはやっぱり、気持ち的にスカーっとも晴れて良かったのかな。
藤井聡太のデータ
稲葉八段との対戦ってあまり印象になかったのですが。。。
今までの対戦は互角。
あらーっ、熱戦になる予感?
そりゃそうですよね、A級棋士に簡単に勝てるわけがないっ。
- 生年月日 2002年7月生まれ
- 出身 愛知県
- 棋戦優勝 3回
藤井聡太の成績
- 今年度成績 48勝12敗(0.800)
- 通算成績 164勝32敗 (0.837)
現在、勝率1位、勝数1位 です。
稲葉陽のデータ
稲葉八段といえば、菅井八段の兄弟子、というイメージ。
とともに、お酒が強い、というイメージも強いです。
- 生年月日 1988年8月生まれ
- 出身 兵庫県
- 棋戦優勝 1回
- タイトル戦登場 1回
稲葉陽の成績
- 今年度成績 22勝20敗(0.523)
- 通算成績 310勝166敗 (0.651)
現在、対局数が20位タイ
藤井聡太vs稲葉陽の過去の対戦成績
過去の対戦は2回あって、1勝1杯、タイ、なんです。
- 1度目は、2017年のNHK杯で、藤井七段の負け
- 2度目は、2019年の朝日杯で、藤井七段の勝ち
そして、今日の対戦が3戦目。
今までの対戦2局は、どちらも短い時間の対局なので、じっくりした対戦は初めてです。
楽しみですねっ
藤井聡太【王位戦挑戦者決定リーグ】始まった
藤井七段が先手(珍しい)、作戦はやっばり角換わりかな?
作戦
作戦は、角換わりの腰掛け銀、でしたー。
35手ぐらいまで、ほとんど考えず、トントンと指す藤井七段。
消費時間が3分。(稲葉八段が10分)
43手で桂馬が跳ねた
藤井七段、また桂馬で先に仕掛けます。
王位戦初戦のの藤井vs羽生の時も、藤井七段は43手で仕掛けてました。(自分のHPで同じ書き込みしてました)
藤井聡太vs稲葉陽【王位戦】昼食頃の対局の様子
藤井七段が、長考中。29分使ったまま、昼休憩に入りました。
藤井&稲葉の昼食メニュー
- 藤井聡太 カレーうどん定食
- 稲葉陽 カツ丼と温そばのセット
昼食時間になっても、藤井七段、ずーっと考えてます。
めちゃくちゃ考えてるんですが、難しい局面なんでしょうか。
藤井vs稲葉【王位戦】昼食後の対局の様子
藤井七段、対局再開後も、まだ指しません。
47分、長考した藤井七段
結局、昼休み後、18分経ってから指しました、藤井七段。
なので、結局47分の長考に。
そして、その後すぐ2分で指した稲葉八段。
そしたら、また長考に沈む藤井七段。
今度はなんと。。。。
そして87分、長考の藤井七段
87分の大長考した藤井七段。
そしたらまたまた稲葉八段は。。。1分で指す。
その後、藤井七段はまたまた25分使って指しました。
時間大丈夫なのかしら。一人1分将棋はやめてー。
藤井&稲葉の時間差がすごすぎて怖い
ということで、時間差がすごいことになっちゃってます。
藤井七段が使った時間が、47分、87分、25分。
稲葉八段が使った時間が、2分、1分、0分
残り時間
68手までの残り時間
- 藤井聡太 53分
- 稲葉陽 3時間28分
時間差が、2時間35分。
稲葉八段、今まで、32分しか使ってない!!!
なに、これ。何が起きてるんでしょうか?????
残り時間の差が3時間15分まで広がって、残り11分
藤井七段、その後も21分、21分、と長考。
それに対して、稲葉八段は1分、4分で指したので。。。。
75手までの残り時間が、
- 藤井聡太 11分
- 稲葉陽 3時間26分
残り時間の差が3時間15分!
なんじゃこりゃっ。
ただ、75手目は、藤井七段が、王手かけてる場面で、です。
王手かけてる方が、時間が少ないのだ。
よくわからないー。汗
稲葉八段が長考する場面がやってきた(やっと。。。)
78手で、初めて稲葉八段が長考します。
といっても、22分ですけど。
(もっとゆっくり長考していいよー、って思っちゃいます)
と、今度は80手で、また稲葉八段が長考。
今度は60分の長考。
でも、こんなに考えても、稲葉八段の持ち時間は、まだたっぷりあります。
84手目までの残り時間は下↓
残り時間
- 藤井聡太 9分
- 稲葉陽 1時間57分
あー、ヒヤヒヤするこの対戦。
いい勝負、とも言えるんですが、応援してる側としては、見てて、緊張しまくり。
藤井vs稲葉【王位戦】18時前の対局の様子
藤井七段が、89手目に飛車を動かした後、稲葉八段が長考中。
がっ
しかしっ。
ここで、Abema TVの画面の上に出てる評価値が!!!
藤井七段の方が60%ぐらいで、有利だったのに。
飛車を動かした途端、逆転に。
今の評価値は、藤井七段が26%、稲葉八段が、74%。
になっちゃったよ。。。
これは、逆転されてしまったのでは???
藤井七段は持ち駒も少ないし。
なんといっても、藤井七段の時間が。。。残り8分。
ガンバレー、藤井七段。
ここで負けてはいられない!
藤井vs稲葉【王位戦】18時過ぎの対局の様子
98手。
あー、もうだめだー。
AbemaTVの評価値が、90%稲葉八段の方にふれてます。
しかも、残り時間が4分。
ずっと秒読みが「30秒、10秒、イチ、ニ、」と読まれるのがドキドキするよぉ。
稲葉八段、なんでこんなに強いのだってぐらい、今日の稲葉八段は違います。
A級パワー全開、って感じ。
みんな、藤井七段との対戦は燃えるのでしょうか、メラメラ。
ふぇーっ
藤井vs稲葉【王位戦】19時頃の対局の様子
106手で、稲葉八段が長考中。
佐々木七段曰く
「稲葉八段が有利なんですが、それは変わらないんですが、稲葉八段が見落とししてたんでしょうね。」
あ、稲葉八段が指した。(26分考えてました)
藤井七段の飛車と、自分の玉の間に、”金”
およ?
でも金を使っちゃうと、藤井七段の玉が積まなくなるから、って言ってんたんですが。。。(勇気&八代のW解説中)
なので、金でなく、歩を指すのがいいって結論でしたよ?
これは、もしかして、藤井七段が、再度逆転した、かもかもかも!?
藤井七段が逆転、やったぁー【王位戦】vs稲葉陽
藤井七段が勝ちました。
129手で、稲葉八段が投了。
はー、すごい対局でした。
こんなこと、あるんですねぇ。
もう、めちゃくちゃ見応えのある、かつ、息がつまるような接戦の対局でした。
こんなのなかなか見れないのでは?って思うぐらい。(必死で応援したので肩凝ったし 苦笑)
解説の佐々木勇気&八代ペアが、
「え、どうなんですか?」「いやー、どうなんでしょう、わからない」を連発。笑
佐々木勇気七段は最後に「こんなの、あるんですねぇ、それしか言えない。勝っちゃうんですねぇ。そこまで持っていく藤井さん、すごいですねえ」と関心しきりでした。
稲葉八段、流石A級、強いなーっ。
藤井七段、なんとか勝ててよかった。
ガンバレー、藤井七段。
この調子で、菅井七段にも勝ってくれー!
そして、木村王位に挑戦を!!!
佐々木勇気&八代弥の解説も面白かった
二人とも、解説がわかりやすく、次の手の候補も、
「外れると恥ずかしいんですよね」とか言いながら、一生懸命うーんうーんと言いながら考えて、良かったー、です。
解説以外のトークも、期待通り、楽しませていただきました。
コーヒーが似合うってどゆこと?
室屋女流が、10年ぐらい前、中田功八段の順位戦の対局で記録係をしたことがあるんですよーって話をしてました。
中田八段は、6時間という長丁場の順位戦の時でも、正座を崩さなかった、
しかも、コーヒー缶1本だけを持ってきて、お盆の上に置いていた、という話の時。
佐々木勇気七段が、ニコニコしながら
「わかります、話が面白いんですよねー。頭がいいんですよね」
って言った後。
「缶コーヒーが似合うんですよっ、缶コーヒーが似合う人って、なかなかいないですよ」
ですって。
「缶コーヒーが似合う」
が消化しきれてません。なんだろ、どゆこと?
缶コーヒーが似合う人、って褒められたらどうしましょう?
見るからに器用じゃないですか
これも、室田女流とのトーク中の佐々木勇気七段。
藤井七段が、詰将棋を解く際中に、消しゴムを回すって話が出て。。。
室田女流が、
「え、鉛筆じゃなくて、消しゴムですか? 消しゴムって、回すの、難しくないですか? どうやって回すんですか?」
って勇気七段に話を振ると、
勇気七段は、室田女流の問い(どうやって回す、とか、難しい・簡単、とか)には答えず。。。
「ええ、消しゴムです」とだけ返事
室田女流がそれでも
「消しゴム回すんですか、器用ですねー」と関心しきり。すると。。。
勇気七段
「見るからに、器用そうじゃないですか」
って。
室田女流との話はそこで終わりました。。。。
見るからに器用そうって。
本当にそう思ってるから出た発言なのか。
それとも、もうこの話自体がどうでもよくなってたんでしょうか。佐々木七段のみぞ知る 笑
またどこかでお会いしましょう
今日の佐々木勇気七段の発言で、1番ツボだったのは、この言葉。
佐々木勇気七段は解説の早番だったので、途中で「私の出番はここまでです」って言わないといけません。
19時40分ぐらいに、藤井vs稲葉の将棋の模様が映ってたAbema TVの画面が、突然切り替わった。
すると、佐々木勇気が、室屋女流が映ってて。。。
が、その時はめちゃくちゃ熱戦の最中。
しかも、藤井七段は残り時間が無くなっていて、ほぼ1分将棋って時でした。
室屋女流が、何か喋ろうとしてましたが、それを抑えて
「こんな大事ところで、すみません。一番いい時に。。。私の感想はいいです。」って。
めちゃくちゃ必死で、焦るように、早口で急いで言った佐々木七段。
そう、「今日1日を通して、感想はいかがでしたか」って、先に帰る棋士に、いつも女流さんが聞きますもんね。。。
すっごく真剣に、ニコニコとか、少しの笑顔もなく、必死で言ってた、佐々木勇気七段。
真面目だなー、いい人だーって思って聞いてたら、その後の言葉が。。。
まさに勇気七段でした。
「また、どこかでお会いしましょう」
大真面目な顔で言ってたのを、聞き逃しませんでした。
そして、画面からいなくなりました。。。。
棋士トーク、バンザーイ。