第69期 王将戦 挑戦者決定リーグ
藤井聡太vs広瀬章人
藤井七段の王将戦挑戦者決定リーグの6回戦。
最終戦です。
広瀬竜王とは2回目の対戦。
1度目の対戦では勝っていますが今回はどうか。
勝てば、挑戦者になれるっ!
最年少記録とか、そんな事より渡辺三冠と、ガチンコで戦う場面が見たい!
しかも、何度も戦う(7番勝負なので、最低4回は戦うので)のが見れるんですっ
ガンバレー、藤井七段。
めちゃくちゃ応援するぞ〜。
- 【王将戦】藤井聡太vs広瀬章人
- 【藤井聡太vs広瀬章人】これまての対戦成績
- 【王将戦挑戦者決定リーグ】現在の勝敗&成績
- 【王将戦】藤井聡太vs広瀬章人 対局前
- 緊急決定!大盤解説【王将戦】藤井vs広瀬
- 【王将戦】藤井聡太vs広瀬章人 対局開始
- 【王将戦】藤井聡太vs広瀬章人、昼頃の対局
- 【王将戦】藤井vs広瀬、昼食後の対局
- 【王将戦】藤井vs広瀬、17時頃までの対局
- 【王将戦】藤井vs広瀬、18時まの対局
- 【王将戦】藤井vs広瀬、18時過ぎの対局
- 【王将戦】羽生vs糸谷は羽生九段が勝利
- 【王将戦】藤井vs広瀬、18時後半の対局
- 1分将棋になった藤井七段【王将戦】藤井vs広瀬
- 藤井七段の最後の攻め攻め攻撃
- 広瀬竜王の手が止まった
- 藤井七段の玉が、ピンチを脱した!?
- 広瀬竜王が、詰みの魔の手を放つ
- 【王将戦】藤井七段、負けました
【王将戦】藤井聡太vs広瀬章人
待ちに待った、王将戦の挑戦者決定リーグの最終戦、藤井vs広瀬がやってきました!
王将戦の挑戦者決定リーグの最終戦は、一斉に何局かが同時に行われます。
なので、羽生vs糸谷、三浦vs久保、も同時に対局してます。
しかし、今回は、いつもより熱い最終戦。
その理由は、
この藤井vs広瀬の勝者が渡辺王将への挑戦権を獲得する、
つまり、藤井vs広瀬の直接対決で誰が挑戦者になるかが決まるから、なのです。
広瀬章人のデータ
- 生年月日 1987年1月生まれ
- 出身 北海道札幌市
- タイトル戦出場 6回
- タイトル獲得 2期
- 棋戦優勝 1回
広瀬章人の獲得したタイトル
獲得タイトルは、王位と竜王、1期ずつ。
竜王は現在持っています。
現在防衛戦の真っ只中、11月の21日・22日が第4局目に行われ、今、渡辺三冠の猛攻に0勝3敗と、追い込まれている広瀬竜王です。
スケジュールがきつい(忙しい)ので大変そう、広瀬竜王。
広瀬章人の成績
- 今年度の成績 15勝7敗(0.682)
- 通算成績 409勝224敗(0.646)
藤井聡太のデータ
- 生年月日 2002年7月生まれ
- 出身 愛知県瀬戸市
- タイトル戦出場 0回
- タイトル獲得 0期
- 棋戦優勝 3回
棋戦優勝は、新人王戦の1回と、朝日杯の2回、です。
特に、今年の2月に行われた朝日杯が、素晴らしかったですよ。
決勝の相手は、あの強〜い渡辺明三冠、ですもん。その渡辺三冠を相手に、強い勝ち方でしたから。
対局中の、「あーダメだー」みたいに、椅子からずり落ちそうに座ったり、頭を抱える渡辺三冠の姿が、今も思い出されます。(ご本人は本気なのだけど、その大げさな動作が印象に残る。。。)
藤井聡太の成績
- 今年度の成績 30勝9敗
- 通算成績 146勝29敗
この前からずっと、藤井七段の成績を書いてますが、29敗から、負けが増えてない、のです。
それは、連勝中だから。
現在、7連勝中、です。
7連勝の前も連勝してたのですが、連勝がストップした対局相手、藤井七段が負けた相手、それは豊島名人、でした。(この、王将戦挑戦者リーグで、唯一負けて、1敗になった時の相手が豊島名人)
【藤井聡太vs広瀬章人】これまての対戦成績
藤井七段と、広瀬竜王の対局は、これまで、1度だけあります。
朝日杯の決勝
その時は、藤井七段が勝利しています。
今年の朝日杯の決勝は、先に書きましたように、渡辺三冠
その前の年の決勝は広瀬竜王。
藤井七段は、その二人から勝って、朝日杯を連覇したんです。
三冠と、竜王(現時点の)から勝ったなんて、今更ですが、やっぱりすごい藤井七段。
【王将戦挑戦者決定リーグ】現在の勝敗&成績
昨日までの、挑戦者決定リーグの成績をどうぞ
- 4勝1敗 広瀬章人竜王、藤井聡太七段
- 4勝2敗 豊島将之名人
- 3勝2敗 羽生善治九段
- 1勝4敗 久保利明九段、糸谷哲郎八段、三浦弘行九段
4勝1敗でトップに立つ広瀬竜王と藤井七段が戦う、この対局が、挑戦者決定戦になっています。
勝てば、文句なしの挑戦者になれるのですよー。
だから、この戦いは見逃せない、熱い戦いなのだ。
広瀬竜王は、前期、惜しいところで、王将への挑戦権を逃しました(勝率は同じだったのに、順位が下だった)ので、今年こそは、との思いも強いでしょうし。
王将戦挑戦者決定リーグのメンバーがすごい
しかし、何度見ても、この王将戦挑戦者決定リーグのメンバーが惚れ惚れします。
藤井七段以外、全部タイトルホルダー、しかも、現在、順位戦のA級にいる棋士のみ。
そこにC級1組、しかも、17歳の棋士が、ひとり混じってる。
違和感さえ感じます。笑
こりゃ将棋を全く知らない人でもガンバレー、藤井七段、と言いたくなりますよね。
【王将戦】藤井聡太vs広瀬章人 対局前
藤井七段は、いつも通り、お茶を1口、口に含んでから。
振り駒がなくて、先手番って、安心です〜。
振り駒は弱すぎて、逆に「藤井先生の先手です」って言われたら、びっくりするもんね 笑
今日も早く将棋会館に到着したんだろうなぁ、藤井七段。
対局者6人の中で対局室に一番乗りしたのは、午前9時半過ぎに姿を現した藤井七段。10分ほどして広瀬竜王も入室しました。 pic.twitter.com/8qcrvBdxkw
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 19, 2019
おまけ:羽生vs糸谷の対局前の様子【王将戦】
下の写真、ダニーさんの説明のところ、
「糸谷八段は報道陣の多さに少し驚き、対局開始まで落ち着かない様子でした。」
って。
熊じゃないんだから。。。
しかも、その説明のあと、
「今期はリーグ陥落が決まっています」
って。
。。。
糸谷八段、来期ガンバレー。順位戦もがんばれー。
特別対局室では、広瀬-藤井戦と並んで、羽生善治九段-糸谷哲郎八段戦が行われます。糸谷八段は報道陣の多さに少し驚き、対局開始まで落ち着かない様子でした。今期はリーグ陥落が決まっています。羽生九段は残留を果たしています。 pic.twitter.com/LFeCupzFs9
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 19, 2019
緊急決定!大盤解説【王将戦】藤井vs広瀬
東京で、大盤解説があるそうです。
- 日時 17時開場、17時30分開始
- 会場 マイナビルーム
- 料金 一般 2,500円(他、割引あり)
- 解説 佐藤康光会長、森下卓九段
佐藤会長が大盤解説って、なかなか見れないから、貴重だし、本当に緊急開催なんでしょうね。
【王将戦】藤井聡太vs広瀬章人 対局開始
豊島名人との対局のように、めちゃくちゃ早く、ポンポン進むって感じではない、かな。
時間の差も、42手までで、ほとんどありません。
このまま、時間差をつけられずにお願いします〜、藤井七段。
42手までの消費時間
- 藤井聡太 29分
- 広瀬章人 21分
戦型
矢倉。
角交換ではなかったです。
【王将戦】藤井聡太vs広瀬章人、昼頃の対局
13時前ですが、まだ45手。あまり進んでません。
37分の初長考、藤井七段
43手目に、藤井七段が37分の長考。
このまま昼食休憩に入るのかなっと思いきや、あと少し(8分)で昼食休憩ってところで指しました。
時間差が44分になった
大丈夫なのかなぁ、時間差詰まれー。
広瀬竜王が、8分使ってそのまま昼食休憩に。
藤井&広瀬の昼食のメニュー
今日は王将のキッチンカー、来てるのかな?
- 藤井聡太 覚醒のねぎあんかけ炒飯、復刻創業餃子
- 広瀬章人 魅惑の肉あんかけニラ玉炒飯
大阪王将杯王将戦最終局一斉対局の対局者の昼食は以下の通り。
広瀬竜王:魅惑の肉あんかけニラ玉炒飯
藤井七段・糸谷八段:覚醒のねぎあんかけ炒飯と復刻創業餃子
(つづく) pic.twitter.com/KhGJUINDyg— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 19, 2019
あんが多め、(特に広瀬竜王のニラ玉炒飯) でけっこう茶色。
藤井七段のメニューは、糸谷八段と一緒。ということは、きっとボリュームあるのね。
【王将戦】藤井vs広瀬、昼食後の対局
角交換になりました。へー、今なんだ、角交換。。。
藤井七段が歩で受けずに攻める
この形は、佐々木勇気七段(現在)が、四段の時に指した例があるそうですが、その時は、先手(佐々木勇気七段)が負けたらしい。
佐々木勇気七段は、守るより攻めるイメージだし、天才棋士のひとりだと思ってる棋士です。
でもその佐々木勇気七段が負けた形を、藤井七段が先手番で選ぶはずがないだろうから、何か作戦があるのかなぁ???
こわーい形に見えるんです。広瀬竜王ですら歩で受けてるし。。。
とはいえ、藤井七段は、際どいギリギリの攻めも得意だし、こわーい形で攻めてる時の方が、強い気もしますから、いい感じなのだ、と思ってます。
どうなるのか、ワクワク。
杉本師匠登場
わっ、久しぶりの杉本師匠。TVでも見かけなくなってます。
明日はTVで杉本師匠の姿を見れるかな。藤井七段が勝手も負けても、引っ張りだこだろうなぁ。藤井七段が勝って、TVに出て欲しいですね。
51手までの残り時間
- 藤井聡太 1時間52分
- 広瀬章人 3時間6分
この時間差がどうなんだろ。1時間14分差。
これ以上広がって欲しくないなぁ。
【王将戦】藤井vs広瀬、17時頃までの対局
まだ69手。
もう、1番気になるのが、時間。
43分の長考、藤井七段
63手、すでに40分の時間差があるところに、43分の長考の藤井七段。
広瀬竜王の指した手が、藤井七段の予想とは違ったのかな?
これで、ドーンと時間差が広がっちゃった
時間差が1時間20分で大丈夫か
69手、終盤でもない状態で、1時間20分の時間差。
なんか、藤井七段が苦労している気がするんですけど大丈夫なんだろうか?
残り時間
- 藤井聡太 28分
- 広瀬章人 1時間51分
もし、まだ今、互角だとしても、後半の勝負どころでこの時間差が厳しくなりそう?
広瀬竜王、時間使ってくれないかなぁ。。。(できたら長考して欲しいデス)
ひとりだけ先に1分将棋になっちゃって、時間差が響いて、考えられずに負けるっていうのだけは避けて〜
広瀬竜王が初めての長考
やっと広瀬竜王が長考してくれました。
と言っても、たった32分。(もっと考えてくれても良かったのにな)
【王将戦】藤井vs広瀬、18時まの対局
んー、今までの他の王将戦と違って、見ていて胃が痛くなりそう〜。
広瀬竜王の玉は固そう
広瀬竜王の玉を攻めるには、藤井七段の攻め駒はまだ遠く。
逆に、広瀬竜王の攻撃の駒は、藤井七段の玉の上にたくさんあって。。。
こりゃ、不味い?
しかも、時間が、1時間近く差がある。
残り時間
- 藤井聡太 28分
- 広瀬章人 1時間19分
藤井七段は、また少し考えてるので、もう28分切ってます、時間が無い〜
なんか広瀬竜王が迷うような、惑わせる手が欲しい。
【王将戦】藤井vs広瀬、18時過ぎの対局
うー。
広瀬竜王の攻撃が続く
広瀬竜王の攻撃、飛車と角がいいところにいて、藤井七段の玉を狙ってます。
藤井七段も反撃・攻めてるけど、攻めてるというよりも、必死で広瀬竜王の攻撃をしのいでるって風にしか見えない。。。
いつの間にこんな展開になっちゃったの。
しかも時間が、時間が無い。
なんとか凌いで、藤井七段に攻撃のターンが欲しい〜。
広瀬竜王の玉の固さ
広瀬竜王の玉が固さが目立つ。(憎たらしいほど)
攻撃のターンが回ってきたとしても、広瀬竜王の玉の周りを崩すのは難易度高そう。
それでも、藤井七段なら何とか、って思いたい。思いたいけど、時間もないよぉ〜
これはピンチ!?
ガンバレー、藤井七段。ガンバレー。奇跡、おきろ〜
広瀬竜王が25分長考
広瀬竜王が、25分使ってくれたけど、それでもまだ41分差。
もう、見守るしかない。
広瀬竜王の攻撃をなんとか凌いでくれ〜。
がんばれー、ガンバレー、藤井七段。
【王将戦】羽生vs糸谷は羽生九段が勝利
同時にあった、王将戦、羽生vs糸谷はもう終了してました。
糸谷八段が103手で投了。
羽生九段は、4勝2敗で、王将リーグ残留。さすがの羽生九段。ここぞに強いのは本当にすごい。
糸谷八段は、1勝5敗で、王将リーグ、陥落です。残念。
【王将戦】藤井vs広瀬、18時後半の対局
胃が痛くなる戦いが続いてます。
なんか、大逆転の何かが欲しいよぉ。藤井七段得意の、詰めろ逃れの詰めろ、とか。
とはいえ、まだ大差、ということではないと思うのですが、でも、こわいよぉ、って感じ(どんな感じだって)
藤井&広瀬の持ち駒
- 藤井聡太 金が2枚、銀1、歩1
- 広瀬章人 飛車1、金1、銀1、歩が2枚
駒は、ちょっとだけ藤井七段の方がいいけど、問題は、これで攻める機会が来るかどうか、ですもんね。
でも、駒が無いよりはある方がいいのだから、自玉を固くするのに使うとか、何でもいいから、とにかく勝て〜。
1分将棋になった藤井七段【王将戦】藤井vs広瀬
あー、藤井七段、先にひとりだけ、1分将棋になっちゃった。
残り時間
- 藤井聡太 1分
- 広瀬章人 51分
広瀬竜王は、まだ51分も残してます。
時間があれば、まだまだ分からないかもしれないけど、この局面で、この時間差は、なんともし難いか。。。
広瀬竜王の、間違いを誘発する手でもあればなぁと思うけど、終盤に強い定評のある広瀬竜王だから、それは無理そう?
がんばれー、藤井聡太! 1分将棋でも、ガンバレー。
藤井七段の最後の攻め攻め攻撃
藤井七段、頑張ってます。
広瀬竜王の玉に、攻め始めた藤井七段。
持ち駒は歩2枚の藤井七段、攻めは続くか
さっきよりはだいぶんいい感じになった気がする。
それでも、藤井七段の持ち駒は歩2枚のみ。
補充しながら、攻め続けることができれば。。。
広瀬竜王の手が止まった
ん????
藤井七段の方が良くなった?
今、将棋プレミアムのツイッターのところを見てるんですが、藤井七段が逆転した、って書いとる人がすごく多い。
この広瀬竜王の長考で、藤井七段の考える時間ができたのは、大きいです!
藤井七段の玉が、ピンチを脱した!?
藤井七段の玉の周りに、広瀬竜王の駒がずーっとたくさん、嫌になるほどいい位置にいたのですが、それがだいぶんいなくなった。
そして、上側(広瀬竜王側)に、藤井七段の玉が逃げやすくなりました。
藤井七段の玉が、上の方に逃げることができれば、もう掴まらないから、安心なのですが、うまく逃げられるかどうか。
この、最後の攻防は、藤井七段がもっとも得意とするところ。
だから、間違わない、大丈夫だと信じたい。
広瀬竜王が、詰みの魔の手を放つ
あー。
まだ終了してませんが、藤井七段、詰まされた?
どんどん、玉は上に逃げれるかと思いましたが、そうはさせてもらえず、下段に落とされて。。。
もう、藤井七段の玉は、逃げる場所がありません。
当然、藤井七段の攻撃のターンには行けず。
【王将戦】藤井七段、負けました
126手で、藤井七段が投了しました。
あー、惜しかった。
リードをしている場面はあったけど、途中から、なんかおかしくなって、後半は徐々に広瀬竜王のリードが広がってきた。
でも、最後の方、藤井七段が勝ちそうな時はあったような。。。
やっぱり、後半、時間が足りなかった気がする。
1人だけ1分将棋では、このクラスの(強い)棋士相手では勝つのは難しいかな。
あー、渡辺三冠と戦う場面が見たかった、です。
とはいえ、ここまで頑張った藤井七段ですもの、必ず来年は挑戦者になってね。
いい戦いを見せてくれてありがとう。
また更新します〜。