順位戦B級1組-7 (2018年10月18日)
橋本崇載八段が勝ってる、よかったー。橋本さんも大好きな棋士さんなのです。
と思ってよーく見たら。。。
菅井七段の反則負けにより、って書いてある。
ん??? どういうこと?
菅井七段の反則負け、って何?
調べてみました。それは、菅井七段が大きく優勢だったときに起こりました。
その上、持ち時間が。。。
橋本八段が残り7分、菅井七段は3時間以上。
なんと3時間の時間差で、橋本八段、絶体絶命、って時の109手目。
なんと!!!
菅井竜也七段の角がワープ
菅井七段の角が。。橋本八段のと金を飛び越えた !
ええーっ、菅井七段、どうしちゃったんでしょう。
王位剥奪された影響もあるのかなー。菅井王位から、菅井七段、と呼び名も変わっちゃったし。。。
「こんなうまい手があるのか」感心する橋本八段
菅井七段の角ワープのことよりも、ムフッてひそかに思った。
それは、橋本八段のこと。
橋本八段は、菅井七段のその反則(角のワープ)に気づかず。。。
「こんなうまい手があるのか!」って思ったらしい。
持ち時間が残り7分だし、瞬間的には気づかないものなのかも。
でも。。。
「こんなうまい手があるのか」って感心しつつ、次の手番の自分の手を指した、ってところ。
何だか橋本八段らしいエピソードだなー、と思っちゃいました。
突っ張ってます、って風貌(髪型)とか、物言いをしてるけど。。。
実は、とってもいい人、って感じが滲み出てる、橋本崇載八段のエピソードのようですね。
橋本八段も反則負け、それは二歩
実は、過去に、橋本八段も、反則負けをしたことがあります。
茶髪で長髪の時(笑)さ
NHK杯の準決勝で“二歩”で反則負けした、という有名?な話があります。
「もうそろそろ時効でもいいんでは」と言いつつ、恥ずかしそうにしている橋本八段本人のトークも見たことあります。
反則負けの気持ちがわかるだけに、何だか素直に喜べない?
それとも、勝ちは勝ち、理由に関係なく、嬉しいかな??
ワープ角の菅井
いやーー、それより何より。。。
たくさんの人の記憶に残り続ける、こっぱずかしい記録と愛称のような“二歩の橋本” が”ワープ角の菅井”に置き換わってくれる事の方が、橋本八段にとっては、ひそかに嬉しいかも。。。
木村八段が菅井七段の反則負けにひと言
木村八段が、この菅井七段の反則負けについて、トークしていました。
叡王戦の菅井七段vs渡辺大夢五段の解説をしてる時に。。。
「反則は集中しすぎていても、してしまう時があるんですねー。」って言ってました。
そうなの?
菅井さんぐらいのクラスになると
木村八段が言うには
「菅井さんくらいのクラスになると、集中してたんだなー、あー、そうなんだなーって思います」
だそうです。
(菅井さんくらいのクラスになると、っていうところが気になっちゃいました)
菅井七段は、反則した頃、王位剥奪の影響もあるのかなーって思うくらい、調子も落としてました。
が、最近の菅井七段は、調子戻ってきたようで、良かったです。
強い人が、強い将棋を見せてくれると、気持ちがスカーッとしますもんね。
次の対局は、vs渡辺棋王との叡王戦本戦。
1月29日、楽しみです!
追記。↓叡王戦の菅井七段、強かったです。
菅井七段が、自分の反則にコメントする
もうちょっぴり笑い話にできるようになったようです??
菅井七段ご本人が「すごく、良い手に見えたんですよね」ってニコニコして説明してました。
記録係が言うまで、全く気がつかなかった、とも言ってましたよ。
(もちろん、対戦相手の橋本八段もそうですね)
駒がワープとか、福崎九段みたい。(福崎九段は「こういう時はピヨーンと駒が動いて」とか、反則技で笑いをとる説明が得意ですもんね)