第69期 王将戦 2次予選
藤井聡太vs佐藤康光
楽しみな対局かやってきました。
佐藤会長は、実績もすばらしくて、強い棋士です。
藤井七段は、初対局なので、めちゃくちゃ楽しみにしてたんですよ〜。
23日には、藤井聡太vs豊島将之の竜王戦もありますし、必見の対局が多くて嬉しいこの頃。
藤井聡太vs佐藤康光 王将戦 2次予選
- 持ち時間 3時間
持ち時間、短いです。藤井七段は長い持ち時間の方が得意なので、それがどうなるか?
ただ、4時間よりは3時間と、”短い!”って強調されてる方が、良い気もする。
中継(リアルタイム)は将棋プレミアムのみ
- 解説者:及川拓馬六段
- 聞き手:中村桃子女流
むー、Abema TV、ニコニコ生、の中継(リアルタイム)はありません。残念。
王将戦は、ずっとこのままなのかなぁ。スポンサーに王将が加わってから、中継が増えるかと期待してるんですが。
藤井聡太とは? これまでの対戦相手は
- 2002年生まれ 16歳 ←明日、17歳になります。今日が最後の16歳
- 愛知県出身
今年度の成績など
- 棋戦優勝 3回
- 今年度成績 14勝2敗(0.875)
- 通算成績 130勝22敗(0.855)
1次予選の相手は、池永四段、森内九段、北浜八段、千田七段でした。
ここを勝てば、次の対戦相手は、中村太地七段。
そして、その後もう一つ勝てば、挑戦者決定リーグ戦に出場が決定です!
過去の対戦の詳しくは↓で
[王将戦]vs千田翔太、前回の対戦
珍しく、藤井七段が先手で始まりました。
[王将戦]vs森内九段、前前々回の対戦
48歳、永世名人の森内九段との対戦です。92手まで。
[王将戦]vs池永四段、前前前々回の対戦
藤井七段の逆転勝ち。
棋士 佐藤康光とは?
- 1969年生まれ 49歳
- 京都府出身
佐藤会長は京都出身、49歳
京都府出身、関西出身なんですね、中学生の時に東京に転居されてるようです。
そういえば前、福崎九段と大盤解説で、何やらモソモソ。福崎九段が、「佐藤くん」よく知ってるぞー、って感じでしたし、佐藤九段はなんだか照れながら、ニコニコして喋ってたのは、そういう事?
今年度の成績など
- 棋戦優勝 12回
- タイトル戦 竜王1期、名人2期、棋王2期、王将2期、棋聖6期(永世棋聖)、計13期
- 今年度成績 3勝2敗(0.600)
- 通算成績 1034勝629敗(0.622)
タイトル戦獲得は13回、しかも永世棋聖
タイトル戦に出た回数は、37回。そのうち、獲得が13回。
そのタイトルも5種類(種類っていうのも失礼だけど)もあるし、永世棋聖だし、凄すぎる。
佐藤会長は、シードなので、2次予選からの出場。
藤井聡太vs佐藤康光の王将戦 開始
藤井vs佐藤 これまでの対戦成績
これが、初対戦なので、対戦成績は無し。
相性とかも全く分からず。
ただし、非公式戦では対戦が1回ありました。
炎の七番勝負。藤井七段が、四段だった頃の対戦です。(藤井七段は、まだ中学生の時)
その時は、藤井七段が勝利しています。
振り駒、珍しい先手
藤井七段が先手、佐藤九段が後手、です。
珍しい。しかも、「と」が4枚ですって。パーフェクト振り駒?
戦型は?
なにか、わかりません。だって、その他の戦型って解説されたから。なんだそれ?
藤井vs佐藤 王将戦 昼頃の対局の様子
昼休憩までで28手
藤井七段が、11分使って昼休憩。
消費時間
- 藤井七段 57分
- 佐藤九段 40分
いつも通り、藤井七段が多く使ってます。
昼メニュー、王将の特別メニューって何?
- 藤井七段 魅惑の肉あんかけニラ玉炒飯、と餃子
- 佐藤九段 大胆不敵な生姜焼き炒飯、と餃子
将棋会館に、王将のキッチンカーが来て、そこで調理するという、特別メニューだそうです。
美味しそう。
スラッと細身でも、たくさん食べるぞって方や、藤井七段のように育ち盛りの棋士や、20代棋士にはいいですね。スタミナつきそう。
(暑いから蕎麦でさっぱり、とか、今日は軽めに、なんて言いっこ無しよ)
藤井vs佐藤 王将戦 14時頃の対局の様子
藤井七段の飛車がいい感じに動き出しました。これはいい感じ?
45手まで
藤井七段は、強気の攻め
飛車を佐藤会長に追いやられても、それほど逃げずに、その飛車と桂馬で、あくまでも、5筋、将棋盤の真ん中を突破しようとしてる藤井七段。
すっごいなぁ。
佐藤会長も、いつも見ていて惚れ惚れする強気の攻め。でも今日は藤井七段の方も強気の攻めで対抗。
会長は、今は藤井七段が繰り出す超強気の攻めに、王将の周りに金を移動したりと、守りの強化で対抗中。
佐藤会長、31分の長考
51手、藤井七段が佐藤会長の飛車の頭に歩をついた。すると、
52手、佐藤会長が31分の長考に。
残り時間差が、一気に縮まりました、というか逆転にまでなった。
- 藤井七段 32分
- 佐藤九段 26分
強気の佐藤会長が逆転か?
60手。会長らしい、さすがっと唸るような手が。
解説も、「あまりに大胆不敵」ですって。私にももちろん、いいのか悪いのかわかりません。でも、強気の指し手が魅力です。
藤井七段も、その大胆不敵な手に対応し、攻めるより、守りの1手で対抗。
解説の評価が後手もちになってきた?
ひょっとして、やばいのか、藤井七段。
後手(佐藤会長)の王将の守りが堅くなってきたような気がする。
と思ってたら、6筋から会長が攻めてきたよっ。大丈夫か、藤井七段。
歩切れでも攻める佐藤会長
すごい気迫。画面では見れずとも、迫力感じられるような攻め。どんどん攻めてくる。
藤井七段も、飛車で果敢に攻めてます。
がっ、佐藤会長は、歩切れも解消、その上、角で攻めてくる。攻めが切れない。
85手、やっと藤井七段の飛車の動ける範囲が広がった。
再度、藤井七段がリード?
89手、解説が、また藤井七段に傾いてきた。
藤井七段の飛車が成りこんでくれば、大きいと思うのだけど、どうなる?
と思ったら、その藤井七段の飛車の頭に銀がきた。
えー、どうなるんだっと思ったら、1分で、考えずに、銀と飛車を交換した藤井七段。えー! いいの?
ここで、残り時間が、
- 藤井七段 2分
- 佐藤九段 1分
飛車は成り込んだけど
99手、王手角取りで、飛車が成り込みました。でも、詰めろになってない。
105手、藤井七段が、変? 指したばかりの、と金を捨てる。1分将棋なので、厳しいのかな?
118 手、後手(佐藤会長)は相当に詰まない形って解説が。しかも、佐藤が勝ち筋に入ってるかもって。エーーーッ。逆転されたの?
もう何が何やら忙しすぎて
もう、凄すぎて、忙しすぎて、訳わかりません。
解説も忙しすぎて、少ないし。
佐藤会長が持ち駒を使い果たす
124手、詰めろだそうです。がっ、佐藤会長は、持ち駒がありません。歩2枚のみ。これは、藤井七段、逃げ切ったかも?
125手、銀で玉の周りの攻めを受ける。これで、佐藤会長の詰めろが続かなくなりました。ひとまずホッとしたよ。
藤井七段の反撃が始まるか? 18時過ぎ
129手、佐藤会長にも詰めろがあります。
藤井七段が後手を詰めきれるかの勝負になった
134手、藤井七段が攻めてますが、佐藤会長も、銀を手に入れちゃったよ。
これで、藤井七段も詰めろになった。
藤井七段が詰ませないと、負けになります。
藤井七段、ガンバレー、ガンバレー。
藤井七段が勝利!
と思ったら、そこからあっけなく、終了しました。
141手で、佐藤会長が投了しました。18時17分でした。
佐藤会長は、86手から、藤井七段は93手から、ずっと1分将棋。二人とも、50手ぐらい1分将棋だったんですね。すごい迫力ある対戦でした。
画面で見たかったなぁ。せめて、1分将棋になってからのところだけでもダイジェストで見たい。
次の対戦相手は
次の藤井七段の対戦相手は、中村太地七段です。
そこを勝てば、(谷川vs稲葉の勝者)vs高見七段、の勝者との対戦。それを勝てば、挑戦者決定リーグに出場できます。
つまり、挑戦者決定リーグまであと二つ。
がんばれー、藤井七段。
あー、面白かった。忙しかったけどめちゃ楽しかった。勝ててよかったー。