第69期 王将戦 挑戦者決定リーグ
藤井聡太vs久保利明
藤井七段の王将戦挑戦者決定リーグ、5回戦
きましたー、藤井七段の王将戦の5回戦、
しかも相手が藤井七段が苦手?な久保九段。
久保九段とは4回目の対戦ですが、これまでの対戦成績は良くない、のです。
が、ここを勝たねば、藤井七段が、渡辺王将の挑戦者となる可能性は、ゼロでは無いにしろ、苦しくなります。(後で対局する、広瀬竜王に2戦2勝しなくてはいけなくなるから)
なので今日は絶対に勝って欲しい。そして、
次の王将戦挑戦者決定リーグの最終戦で、広瀬竜王に勝ち、挑戦者になってくれ〜。
ガンバレー、藤井七段、頑張れ〜。
【王将戦】藤井聡太vs久保利明
冒頭にも言いましたが、藤井七段は、今までの久保利明九段との対戦成績は、決して良くないです。(というか悪い。。。)
もう一人、藤井七段が苦手?としているのは、菅井七段。
そうなんです。
久保九段も、菅井七段も、どちらも振り飛車を得意とする棋士です。
ですが、藤井七段はどんどん強くなっているし、直近の対戦では菅井七段にも勝ちましたから、久保九段にも、勝てる、はず!! と信じて応援してます〜。
久保利明のデータ
- 生年月日 1975年8月 44歳
- 出身 兵庫県
- タイトル戦出場 14回
- タイトル獲得 7期
- 棋戦優勝 6回
前回の王将戦での藤井七段の対戦相手、羽生九段の、5歳年下の久保九段。
タイトル戦出場が14回で、獲得が7回、5割の確率って、確率高いですねー。
久保利明の獲得したタイトル
- 棋王 3期
- 王将 4期
久保九段といえば、王将。
前期、渡辺王将に負けちゃったけど、久保九段にすれば、思い入れもあるだろうし、ここは気合入ってるはず。
久保利明の成績
- 今年度の成績 15勝13敗 0.535
- 通算成績 756勝475敗 0.614
藤井聡太の成績
- 今年度の成績 29勝9敗 0.763
- 通算成績 145勝29敗 0.833
いつ見ても、素晴らしい対戦成績。
王将戦の挑戦者決定リーグで、豊島名人に負けたあと、勝ち続けて、ただいま6連勝中の藤井七段です。
【藤井聡太vs久保利明】これまでの対戦成績
冒頭からずっと言ってますけど、vs久保の藤井七段の対戦成績は、良くない、です。
今まで4回対戦(公式戦)していて、1度しか勝っていません。
4戦1勝、です。
しかも、その4戦は、藤井七段がデビューしたてではなく、全部今年に入ってから、のもの。
- 3月 棋聖戦 久保九段の勝ち
- 7月 竜王戦 藤井七段の勝ち
- 8月 NHK杯 久保九段の勝ち
- 8月 銀河戦 久保九段の勝ち
↑見ると、直近に、負けてるのが、気になる、でしょ?
でも、よーく見ると直近に負けたNHK杯と銀河戦は、どちらも録画放送。放送されたのが8月、だけど対戦したのはもっと前のはず。
ということは、1番直近の戦いは、竜王戦、となる。
しかも、その竜王戦で、藤井七段は、勝ってます。
その7月から、今はもう数ヶ月経ってるので、もっと強くなっているだろう、藤井七段ですから、今回も、勝てる! 勝ってくれる、と信じて応援します〜。
【王将戦挑戦者決定リーグ】現在の勝敗&成績
昨日までの、挑戦者決定リーグの成績は、
- 4勝1敗 広瀬竜王
- 3勝1敗 藤井七段
- 3勝2敗 豊島名人、羽生九段
- 1勝3敗 久保九段、糸谷八段
- 1勝4敗 三浦九段
藤井七段は、順位が1番下です。
ここ負ければ、王将戦の最終局で戦う広瀬竜王に勝ち、もう一度、広瀬竜王に勝たねば、王将戦の挑戦者になれません。
広瀬竜王に、2連勝、それはきつい。。。。
ここは絶対に勝ちたい、はず。
でも、久保九段は、リーグ陥落は防ぎたい。今日負けてしまえば、陥落は決定的になる。この対局と最終局を勝てば、残留の可能性もないことはない、ので、本気の中の本気モードだろうし。
でも、それだからこそ、面白い! 素晴らしい対局なのです。
ワクワクします。
【王将戦】藤井聡太vs久保利明 対局前
振り駒に弱い藤井七段ですが、今日は藤井七段が先手、と初めから決まっていますので安心。
ここで、渡辺王将が言っていた、嬉しい話。
渡辺王将いわく、今日の久保戦と、18日のvs広瀬戦、共に藤井七段の先手番だから、挑戦者になるのは藤井七段が1番近いのではないか、と。
持ち時間は4時間。
願うのは、藤井七段一人だけが、時間がなくなって、20分も、30分も1分将棋にならないように、して欲しい、それだけです〜。
今日も早く来た藤井七段
いつも将棋会館に来るのが早い藤井七段。今日も9時過ぎには、来ていました。
菅井七段も、早く来ることで有名ですが、菅井七段と並び称される日も近いかな。
藤井七段は、勝ちたいだけでなく、将棋が大好きなので、楽しみすぎて早く来てしまう、って気もしますね。
緊張より眠そう?
羽生九段と対局する前は、いつもより、緊張してる顔に見えました。
今日は、写真を見る限り、眠そうに見える。。。?
遅くまで、久保九段に備えての、研究をしてたのだろうし。
久保―藤井戦は、久保九段が角道を止めたオーソドックスな四間飛車に構えたのに対し、藤井七段は23手目に5五角と動き、中盤戦に向けた駆け引きが始まりました。写真は初手を指す藤井七段と、対局開始直後の両対局者の姿です。 pic.twitter.com/XjGOw6Mxdy
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 14, 2019
久保九段は、いつも通り、入室したみたい、年季が違います。
【王将戦】藤井vs久保の対局前の動画見つけた!
30秒弱の短い動画です。
これ見ると、やっぱり緊張&気合が見える、藤井七段。(写真で眠そうなんて言ってしまってごめんなさい 汗)
中継(リアルタイム)は将棋プレミアムのみ
- 解説 青嶋未来五段
- 聞き手 貞升女流
この対局だけ見る場合は、1,500円
【王将戦】藤井聡太vs久保利明 対局開始
最初は必ず、お茶を一口、の藤井七段。
今日も同じルーティーンで。
おっと思ったのが、
角交換を拒む、久保九段
4手目で、久保九段は、角道を止めました。
角交換はしないのですね。
角交換は、藤井七段がもっとも得意とする戦法です。
それをしない、というのは、逆に言えば、藤井七段の角使いの強さを認めたって言えるかも。
戦型は、四間飛車
4筋に、久保九段の飛車がドーン、といます。
あの飛車に、何度泣かされてきたことか。。。
開始10分、角の頭を狙う
藤井七段、のんびり攻めるのかな、と思ったら、今度は一転、久保九段の角の頭を攻めるぞー、と意思表示。
藤井七段は、穴熊みたいに見せかけて、違う戦法にするのでしょうか?
菅井七段も、「〇〇に見せかけて〜」戦法、って解説で聞きますが、そんなもんなのかなぁ???
藤井七段の角が戻った
藤井七段、出て行った角、戻しました。しかも、元いた場所に。
これ、珍しいことだそうですよ。
藤井七段、攻めずに、玉の周りを固めてるみたい。
久保九段も、藤井七段が出した角に対応した銀を元に戻しましたから、お互いに、駒が行ったり来たり。
【王将戦】藤井vs久保、昼食ごろ
ヤーヤー、と戦うそぶりを見せてはいるけれど、お互いに、お互いを超警戒して、すごく慎重になってる、そんな印象。
藤井七段が少し考えて、昼食休憩に。
昼食前までの消費時間
- 藤井聡太 52分
- 久保利明 28分
24分差。
実際は、昼食前も藤井七段は10分ぐらい考えていたので、35分差ぐらいはあるでしょう。
この時間差、広がらずに、縮まればいいなぁ。
藤井&久保の昼食メニュー
今日も王将のキッチンカーだと、思ってましたら、違うのね。なんでだろう?
- 藤井聡太 プレミアム和牛ハンバーグ
- 久保利明 親子丼、温そば付き
と、いたっていつも通り。
久保–藤井戦は、藤井七段が37手目を考慮中に昼食休憩に入りました。駒はまだぶつかっていません。昼食は久保九段が親子丼と温かいそば、藤井七段はプレミアム和牛ハンバーグです。 pic.twitter.com/Xte4fN2FXi
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 14, 2019
【王将戦】藤井vs久保、昼食後の対局
難しい、見ていて楽しい、そんな対局が続いてます。
藤井七段、久保九段、どちらも、解説の予想通りには指してくれません。
千日手を嫌った藤井七段
久保九段と、今まで4度対戦し、1度しか勝ってない、藤井七段。
そして、その負けて3つの対局中、1つが千日手、ですもん、避けたくなりますよねぇ。
先に仕掛けたのは藤井七段
そうだ、いけー、それで負けてもいいからっ、と言いたくなる。
藤井七段、慎重になりすぎるときは、あまり芳しくない気がしてるので。(勝手な思い込みかもしれませんので気にしないでください)
50手までの消費時間
49手目に、藤井七段、角を成り込み、久保陣地に攻めてます〜。
- 藤井聡太 2時間15分
- 久保利明 1時間8分
あー、時間差が、1時間を超えちゃった。大丈夫なのかなぁ、それだけが心配だ。
攻めると思えば、自玉を固める藤井七段
さっき作った藤井七段の馬が、藤井七段の陣地に戻ってきてる。
攻めるのかと思ったら、自玉を固める。
かと思ったら、攻めていく。
久保九段に攻撃のターンを与えません。常に、藤井七段が、手番を握っていて、その対応に追われてる感じの久保九段。
なんという自由自在、緩急のある攻めなんでしょう。すごい。
見てるだけでも、目が回る〜。
いや、駒が、いろんな駒が、あちこちと動くので、見てるだけでも頭が疲れます。
あっち攻めると思えば、こっち、みたいな。
【王将戦】藤井vs久保、16時頃の対局
目が回りつつも、見ていてすごく楽しい、でもハラハラドキドキの対局が続いてます。
でもここまで、A級棋士と戦える藤井七段、まだ17歳。凄すぎますね。
70手までの残り時間、少しだけ縮まる
ここからは、残り時間でお知らせ。
- 藤井聡太 1時間13分
- 久保利明 1時間54分
41分差にまで、縮まりました。
1分将棋になる前に(あと3時間くらい)で、決着がつけばいいのだけど、そうじゃないとすると、まだまだ時間差が縮まってないと。
盤面は、藤井七段が、だんだんと久保九段の駒を押し込んできたようにも見えるのですが、どうなんでしょうか。
久保九段が29分考えた
久保九段に、時間を使って欲しかったので、この29分は大きいです。
29分考えて久保九段が指した後、すぐに指した藤井七段。
藤井七段のペースで進んでいる、ということですよね。
このまま、この調子でガンバレー、藤井七段。
時間差が、12分差にまで、縮まりました。
藤井七段はゆっくり指す、ですって!?
解説で、藤井七段は、ゆっくり指す方針だ、と言っていました。ゆっくりした方が、余計に有利、藤井七段の方が良くなるからだ、って。
時間は大丈夫なのかしらん。めっちゃ気になる。
ゆっくり指しても、1分将棋になる前には決着が付けれるってことなのか?
確かに、藤井七段の方の玉、めちゃ固いです。ちょっとやそっとでは玉に近づけない感が満載。久保九段は、どうやって攻めるのか、糸口はどこにあるのか、難しそう。
【王将戦】藤井vs久保、18時頃の対局
なんかすごいです。何がすごいって。。。。
藤井七段の攻めが、炸裂しています。
もう、時間差もへったくれもない、そんな感じ。
怖いぐらい、強いです。
もしこのまま勝つなら、時間差がどうのこうの、とごちゃごちゃ言っていたのを、藤井七段に謝らないと、って思えます。
とはいえ、109手までで、時間差が
残り時間
- 藤井聡太 22分
- 久保九段 59分
です。
1分将棋になる前に、決着がつくのか、どうか。
藤井七段が馬を切った!
わーっ、とうとう藤井七段が、王手、馬切り。切込隊長。(意味不明)
久保九段は、玉を逃げようとするしかない展開に。
でも、藤井七段の持ち駒は少ない。
どうやって寄せていくのか、藤井七段の腕の見せどころ?
やっぱり気になるのは、残り時間。
127手までの、残り時間
- 藤井聡太 14分
- 久保利明 33分
藤井七段の持ち駒は、桂馬1枚と歩3枚、久保九段の持ち駒は、角1、銀1、歩1枚。
盤面は、久保九段が投了寸前のような気もしますが、久保九段は、決して簡単には諦めない、はず。強い棋士は、決して諦めないのだ! だからこそ、
さて、どうなるか。。。
久保九段、最後?の長考
19時40分、久保九段、長い間考えてます。
残り時間、もう逆転してるかもしれません。
投了するのか?
久保九段の残り時間が残り5分に
133手まで、藤井七段の残り時間は12分のまま、久保九段が考え続けてます。
時間を最後まで使いきっての投了、と予想しますが、いかに。
久保九段の粘り
前言撤回。
久保九段は、そう簡単には、投了しないのでした。
すごい粘りです。
この粘りは、佐藤会長、菅井七段、永瀬叡王もすごいですが、久保九段もすごい。しかも、最善手ばかり指してくる。
藤井七段、間違えず、指せるか。
時間は藤井七段の方が多いから一安心
こんな時、時間差が20分とかになると、逆転されることもある。でも今は、藤井七段の方が多く時間を残してから、いつもより、安心して見れます。
やっぱり時間は大事です〜。
150手を超え、1分将棋になる
151手で、先に久保九段が1分将棋になりました。
藤井七段の残り時間は、5分。
この差は大きい。
読み切って藤井七段
もう、少し前から、藤井七段は考えてない様子。読み切ってるようです。
ポンポンと、早く指して、時間が進んでいきます。
【王将戦】藤井聡太が勝ちました vs久保
勝ちました!
ヤッターーー。
157手で、久保九段が投了しました。20時15分。
残り時間は、藤井七段は、5分、久保九段は、1分将棋。
藤井聡太の王将戦、次はvs広瀬章人
藤井七段の王将戦、次で最終局。
vs広瀬竜王です。
勝てば、挑戦者になれます。
タイトル戦の、最年少挑戦者になる、とか、記録のこともよく言われてます。
もちろん、それもいいし、タイトル奪取も応援したいです。
が、それより何より、強い棋士同士の対局が見たい〜。
渡辺王将との対戦が見たい〜。それも、連続で何局も見れるなんて、夢みたい。
どんどんと強くなる、早いペースで強くなる藤井七段。
渡辺王将とタイトル戦を戦う、その何戦かの期間でも、どんどんと強くなっていくだろうし、そんな戦いを見てみたいなぁ。
ガンバレー、藤井七段。
応援するぞー。