第61期 王位戦
挑戦者決定リーグ 白組
藤井聡太vs阿部健治郎
白組での最終戦。
藤井七段がこの対局を勝てば、白組の優勝者となります。
次は、王位戦挑戦者決定リーグの決勝、紅組の優勝者との戦いが待ってます。
(今の1番予想は永瀬二冠かな)
そして、それに勝てば。。。
王位戦の挑戦者に決定、タイトル戦に挑戦、です。
木村王位との7番勝負が待っている。
7番勝負ですよ〜。
棋聖戦は5番勝負。それよりもっと番勝負が見れるんです!
王位戦で戦う藤井七段が見たいです。
(木村王位を応援するか藤井七段にするか、困りますけど。。)
そんな心配をする前に。。。まずは、この1勝。
勝てー、藤井聡太!
ガンバレー、です。
藤井聡太vs阿部健治郎【王位戦】挑戦者決定リーグ白組
王位戦も最終局まで来ました。
この戦いを勝てば、白組の優勝者になれます。
- 持ち時間 4時間
Abema TVで中継(リアルタイム)があります。
Abema TVの解説者
- 解説者:三浦弘行九段
- 解説者:増田康宏六段
- 聞き手:本田小百合女流三段
- 聞き手:山根ことみ女流二段
藤井聡太vs阿部健治郎のデータ【王位戦】
阿部健治郎七段は、白組で0勝4敗。ぜひとも1勝したいところ。
藤井七段は4勝0敗。ここで勝ち、紅組優勝者との決定戦に進みたい。
藤井聡太
- 生年月日 2002年7月生まれ
- 出身 愛知県
- 棋戦優勝 3回
- 今年度成績 5勝 1敗
- 通算成績 174勝33敗 (0.841)
今年度の1敗は、10日水曜日のvs大橋貴洸戦、です。
阿部健治郎
- 生年月日 1989年2月生まれ
- 出身 山形県
- 棋戦優勝 1回
- 今年度成績 1勝2敗
- 通算成績 244勝151敗 (0.618)
阿部七段は、藤井七段の前、三浦九段と広瀬八段に勝ち、この挑戦者決定リーグ入りしています。
過去の対戦成績【藤井vs阿部健】王位戦
過去の対戦は、1回。
銀河戦でした。
対戦成績は、藤井七段の1勝。
藤井聡太vs阿部健治郎【王位戦】
今回も、先手・後手はあらかじめ決まっています。
藤井七段は後手。
いつもよりもっと早く来た藤井七段
朝、棋士室に来るのはいつも早い藤井七段。
今日はもっと早かった、です。
いつも、9時40分過ぎが多いけど、今日は9時30分過ぎには棋士室に現れました。
用意をする人もまだウロウロ〜されてる中、気にする様子もなく座布団に座って用意を淡々とする姿が。。。
菅井八段かっ、てツッコミたくなりました。笑
鏡で髪型を気にする姿が映って阿部健治郎七段
阿部健治郎七段が少し遅れて棋士室に。
その後、席を立ち、ふすまの向こう側にある鏡で、髪型を直す姿が映った時。。。
解説の増田六段らが、その姿をみて、ウケてました。髪型気になりますよねーって。
AbemaTVに映るので、いつもより気にしてる姿で笑われちゃった?
藤井聡太vs阿部健治郎【王位戦】開始
作戦
角換わり、でした。
藤井七段の得意戦法ですが、先手の阿部健治郎七段の得意戦法、でもあります。
増田六段いわく、序盤は速いペースが多い阿部七段が、考えてるのは珍しい、とか。
藤井七段相手だと、皆、棋士はいつもよりもっとよく考えて、指すんですね。
端攻め、早い!
13手で、もう阿部七段が端歩をついてきます。
はやっ。
解説の増田六段、この端ぜめから、銀が出てくる戦法は、阿部七段がよくする手、だとか。
しかも、この阿部七段の端攻めに藤井七段が結構時間を使ってるのを見て、
「藤井七段は相手の研究をしないと聞きます。この端攻めも、阿部七段の研究をしてたら予想がつきそうですし、ここで時間を使ってるというのは、阿部七段の研究もしていない、ってことなんでしょうね」
ですって。
1手1手にプチ長考
なかなか進みません。
1手ずつ、数分や、10分ちょっとを使ってるので。
昼前までで、まだ23手です。
お互いに居玉のまま
しかも、囲いなし。
お互いに、居玉のまま、いきなり端で戦いが起こってます。
こんなのあるんですねー。
藤井聡太vs阿部健治郎【王位戦】昼食後の対局
藤井七段が10分ぐらい考えた後、昼食休憩に。
昼までの指し手が23手まで。
昼食メニュー
- 藤井聡太 豚生姜焼き弁当(ご飯少なめ)
- 阿部健治郎 鶏肉のソテーハニーマスタードソース
このごろご飯少なめが多い藤井七段。タンパク質も摂るようになりました。
誰かに言われたのかな? タンパク質もとった方がいいよーって。
ずーっと端攻めの攻防が続く
15時過ぎ、まだ35手。
昼食後から、12手しか進んでません。
しかも、まだ端の戦いが続いてます。
こうなると、気になるのが時間差。
残り時間
- 藤井聡太 59分
- 阿部健治郎 2時間38分
1時間30分差かー。この後、時間差が縮まりますように。
AbemaTVの評価値
藤井七段が63パーセント、阿部健治郎七段が37パーセント、ぐらいで微動してます。
解説の三浦九段の話だと、藤井七段の方が良さそう、みたい。
藤井聡太vs阿部健治郎【王位戦】17時頃の対局
時間差、詰まりました! というのも。。。
阿部健治郎七段が98分の大長考
上で書いたその後すぐ、37手目。阿部健治郎七段が大長考。
なんと98分、1時間38分ですよ。
これで阿部健治郎七段の持ち時間が一気に、減って1時間ちょうどになった。
(それだけ大長考しても、藤井七段と時間差が大逆テーン、ではなく1分差になった、というのもすごいといえばすごい)
藤井七段の攻撃が始まった
ここから、藤井七段の攻撃がやっと始まります。
とはいえ、阿部健治郎七段も、端攻めで作った、龍で攻めようとするのですが。。。
そこまで、でした。
藤井七段勝利。あと1つでタイトル挑戦だ! vs阿部健治郎【王位戦】
19時5分、阿部健治郎七段が投了しました。
(「負けました」と言い、とてめ丁寧なお辞儀で投了する棋士は、天彦九段とか数少ない棋士しか知りません)
これで藤井七段は5戦5勝。文句なしの白組での優勝者。
紅組の優勝者と、挑戦者決定戦で対局が決定です。
挑戦者決定戦の相手は永瀬二冠に決定!!!
19時6分に、永瀬二冠vs本田奎五段の王位戦も終局していました。
111手で本田奎五段が投了。(永瀬二冠の先手で角換わり)
これで、永瀬二冠は5勝0敗、文句なしの紅組優勝。
またまた永瀬二冠と藤井七段の対局が見れます!
前回は永瀬二冠が先手。
作戦は藤井七段の苦手といわれる相掛かりでしたが。。。
今度はどちらが先手か、そして、どんな作戦か。
めちゃくくちゃ楽しみ〜
そして永瀬二冠に勝てば。。。
いよいよ、王位戦のタイトル挑戦、(木村王位に挑戦)です。
王位戦は7番勝負なので、少なくとも木村王位と4つ対局するのが見れるんですよ。
そこまで、
ガンバレ〜、藤井七段。
楽しみだーっ