第32期竜王戦決勝トーナメント
藤井聡太vs近藤誠也
じゃーん、やってきました。
ワクワクが止まらない、藤井七段vs近藤六段の対戦です。
杉本師匠が以前、「藤井七段は、同じ対戦相手に連敗はほとんど無い」って、言っていたし、めちゃ期待してますっ。
頑張れ〜、藤井七段、リベンジだぜ。
藤井聡太vs近藤誠也の竜王戦
- 持ち時間 5時間
たっぷりの持ち時間。
中継(リアルタイム)はAbema TV
- 解説 松尾八段、大平六段、佐々木大地五段
- 聞き手 竹部四段、貞升初段
好きな棋士さんばっかりの解説で嬉しいなぁ
中継(リアルタイム)は、将棋プレミアムでもやってるみたい。解説は、前半が増田六段、後半が千葉七段です。
大盤解説は関西将棋会館
18時から、大盤解説があります。
- 解説 稲葉八段
- 聞き手 北村初段
お近くの方はどうぞ。料金 1,500円。
棋士 藤井聡太
- 2002年生まれ 16歳
- 愛知県出身
- 今年度成績 11勝2敗(0.846)
- 通算成績 127勝22敗(0.852)
何と言っても、高見泰地叡王(対局時)と、菅井七段に勝って、決勝トーナメントに出てきた藤井七段ですもん、ここで負けるはずがない、負けて欲しくない、です。
菅井七段に勝った対局↓見てね
棋士 近藤誠也
- 1996年生まれ 22歳
- 千葉県出身
- 今年度成績 8勝2敗(0.800)
- 通算成績 132勝51敗(0.721)
近藤六段も、強いですよね。通算成績もいいし、特にここ最近はどんどん強さが増してる感じがする。
まだ22歳ですもん、伸びが大きいのでしょうね。
藤井聡太vs近藤誠也の竜王戦 開始
藤井七段の入室はいつも早いですね。(菅井七段よりはちょっと遅い位?)
年齢が若いから、早めに来ているのだろうけれど、菅井七段のように、年齢が上がっても、早く来てそうな気もするなぁ。将棋が楽しみで楽しみで、早く来るのが苦にならないって感じ。
藤井vs近藤 これまでの対戦成績
相性というのが、絶対にあるようなので、対戦成績は重視してます。
藤井vs近藤は、藤井七段の3勝1敗です。
1敗は、いつかっていうと、前期の順位戦。師匠と共に昇級がかかった、あの順位戦です。その時の詳しい様子は↓を見てね。
振り駒
またまた、藤井七段の後手、近藤五段の先手、です。藤井七段が、先手を引いた時の方が驚くようになってしまった、今日この頃です。
振り駒の弱さは、杉本師匠譲りかも。(杉本師匠も、後手率高めな気がするから)
戦型
角換わり腰掛け銀
30手で、下段飛車。下に飛車って、藤井七段が得意な戦法らしい。この後、近藤六段も下段飛車。お互い引かずに、攻める気満々?
時間差が、少しずつ差が広がってきました。(まだそこまでは広がってません)
近藤六段の、1筋の方からの端攻めか? それに対して藤井七段は、8筋に飛車を戻した。近藤六段の攻めに対応せず、自分も攻めるぜって姿勢らしい。
うーむどちらも強気。
藤井vs近藤 竜王戦 昼頃の対局の様子
昼休憩までで
消費時間
- 藤井七段 1時間1分
- 近藤六段 26分
30分差です。
昼メニュー
- 藤井七段 豚珍美人のサービスランチ
- 近藤六段 お弁当(冷やしそば)
おっ、いつもの炭水化物たっぷりメニューじゃなく、ランチなんて珍しい、藤井七段。冷やしそばの弁当って何だろ。そばにご飯なんだろか? (炭水化物にプラス炭水化物?)
対局再開
近藤六段は、再開後すぐに、1五歩。1筋、端攻めです。
なんだか、藤井七段がいい感じに。近藤六段が攻撃的に攻めてるのですが、うまくいなしている感じ。近藤六段はああ見えて(どう見えて?)攻撃的に攻めますねぇ。
なぜか、途中から、藤井七段の攻めターンになってます。
で近藤六段は、端攻め。その攻めてるところからは、藤井七段の玉は遠いんですねー。が、藤井七段が攻めようとしている8筋は、近藤六段の玉がいる筋、真上です。この違いも大きい?
強気vs強気の対戦
どちらも負けん気が強いんだなぁって感心する対局模様。藤井七段も、近藤六段も、パッと見はそんな感じはしないのに。
盤面では、譲らない、折れない、攻めるぞって感じがすごい。どちらも詰将棋得意で、終盤に強い二人。お前には(あなたには)絶対負けないぞオーラ出しまくり。
71手までの残り時間が、
- 藤井七段 1時間30分
- 近藤六段 2時間1分
30分差です。
72手、藤井七段が近藤六段の玉のすぐ近くに角を指した! 藤井七段の決め手が近づいてる、かも?
ここで夕食休憩です。
夕食後の藤井vs近藤の対局の様子
18時40分再開
夕食メニュー
- 藤井聡太 バターライス(マッシュルーム抜き)
- 近藤誠也 天盛りそば
出たっ! 藤井七段のマッシュルーム抜き。きのこ嫌い? な藤井七段。天盛りそば、食べたい。
72手すぎ
1近藤六段は、夕食再開後、まだ指してないんです。19時過ぎたので、もう40分くらいの長考になってるはず。
かなり苦しい場面みたいです。
大平六段が、3:7、松尾八段が、4:6からもう少し3:7寄りの形勢と見てるそう。
42分長考した近藤六段
夕食休憩後、近藤六段が指したのは、42分も考えた後でした。そのおかけで、時間差は詰まって、逆に藤井聡太七段が、10分多い残り時間に。
その後の藤井七段がね、↓に続く
1分で指し返した! 藤井七段
近藤六段が42分も考えて指したのに、1分で指した、藤井七段。これって、いい感じ?
その後、藤井七段は、角を成らせ、角を切った!
もう詰み筋が見えてるのかな? 藤井七段の中では終わってるのかな? と思えるほど。ガンバレー、藤井七段。もう少しだ!
藤井七段が勝利
上に書いたように、近藤六段が42分の長考をした時が、74手目。そこから、なんとか粘る近藤六段。ですが、藤井七段はいいテンポで指し続けて。
近藤六段が、96手で投了で、終局時刻は、20時7分。
詰めろで、受けがなく、粘りもできない状態でのやむない投了でした。
快勝で、残り時間もたっぷり
びっくりするのが、早い終局になったので、残り時間が多いこと。
- 藤井七段 1時間12分
- 近藤六段 51分
これは、快勝、圧勝、といえるのでは?
次の対戦相手は久保九段
どうでしょうね、vs久保九段。
藤井七段って、久保九段に勝ったこと、ありました? いつも見てると負けてる気がするんですが、どうだったかなぁ。
中飛車の菅井七段にもなかなか勝てなかったし。
棋士の誰かが、「藤井七段は、経験不足もあって、中飛車は苦手かも」って言ってたのですが、今度はどうかなぁ。期待したい。菅井七段にも勝てたし、ね。
その次の対戦相手は誰?
もし久保九段に勝てれば、次の対戦相手は豊島三冠。
もし豊島三冠に勝てれば、次の対戦相手は渡辺二冠。
そこまでどんどん勝ち進んでもらって、対局を1つでも多く見せて欲しいです。
ガンバレー、藤井七段。