第78期C級1組
藤井聡太vs村田顕弘
始まりました、藤井聡太の順位戦の1回戦
前期は惜しくも、B級2組への昇級を逃した藤井七段。近藤五段に負けてガックリした(首ガクッのいつものボーズ)の藤井聡太七段が印象に強く残っています。
今期は、前期と比べたら順位も上の方ですが、確実に昇級するために目指すは全勝。
応援するぞー。
藤井聡太の順位戦、1回戦の相手は村田六段
村田顕弘
- 1986年生まれ 32歳
- 本年度成績 2勝1敗 0.667
- 通算成績 243勝174敗 0.583
村田六段は、前期の順位戦で、10回対局中、3勝でした。その直後に頭を丸めていた、との情報が将棋連盟の携帯中継に。
村田六段、順位戦で誰に勝って、誰に負けたんだろうって見てみたら。。。
勝利した三人の中に、佐々木勇気七段が入ってました。(佐々木勇気七段の前期成績は5勝5敗、3位から14位、とドドーンと順位も下がったし)
でも頭を丸めて反省って、佐々木勇気七段にはあり得なさそう、ですね。
藤井vs村田の対戦成績
今まで、2回対戦があり、2回とも藤井七段が勝っています。
前回の対局の様子は↓
前々回の対局の様子は↓
藤井聡太の順位戦、開始
藤井七段の後手、です。順位戦なので、振り駒はなしで、藤井七段の後手からって先に決まっていました。
戦型は相掛かり。
中継(リアルタイム)はAbeme TV
- 解説者:田村康介七段
- 解説者:伊藤真吾五段
- 解説者:井出隼平四段
- 聞き手:竹部さゆり女流四段
- 聞き手:和田あき女流初段
解説の井出四段、といえば、去年末の、永瀬vs糸谷の大晦日九番勝負で、窪田七段との司会を思い出します。頭の中で、窪田七段といえば井出四段、井出四段といえば窪田七段、になってしまった。それぐらい印象が強くて。
てんてこ舞いの井出四段、明るいキャラで、窪田四段との絡みはとっても面白かったです。(めちゃ大変そうでしたが、それも面白かった)その時の様子は↓
村田六段が59分、藤井七段が43分使ったところで昼休憩。
昼メニュー
- 藤井七段 天丼セット(冷たいうどん)
- 村田六段 玉子とじうどん
天丼と冷たいうどん? 藤井七段は麺好きですね。バターライスも好きだし、炭水化物好き? 定食や、おかずものをとってるのは滅多に見ない。
藤井vs村田の順位戦 昼からの対戦の様子
昼すぎ、先手に指したい手が多い、とのコメントが。
ここまで時間差が殆どなかったけれど、今は時間差が23分。藤井七段が多く使ってます。
藤井七段の長考が3回で時間差が〜
- 46手 23分
- 50手 49分
- 58手 30分
と藤井七段の長考が続きます。
残り時間は、
- 藤井聡太 2時間47分
- 村田顕弘 4時間29分
2時間近い差になった。ただ、盤面はもうすでに中盤から終盤近い、と解説されてますので、大丈夫なのかな?
村田六段の長考
今度は、村田六段の長考。
- 63手 66分の長考
おーっ、ちょっと時間が詰まってよかったよぉっ、とホッとしてしまった。いくら盤面が良くても、時間差がありすぎると、終盤、ドキドキしますもん、ね。
とはいえ、69手の時点では時間差はまだ30分あります。(藤井七段の方が多く使っている)
藤井vs村田の夕食ごろの対局の様子
藤井七段が、18時より前、村田六段より先に夕食に姿を消しました。めずらし〜。
解説の田村七段も、「藤井さんは戻ってくるでしょ」って言ってたし。でも記録係もいなくなってたのに気づいて、「あらっ、もう休憩なの?」って気づいたぐらい。
夕食メニュー
- 藤井聡太 豚しゃぶカレー
- 村田顕弘 ソーセージカレーのチーズトッピング
カレーも大好き、藤井七段。タンパク質がプラスされて、いつもよりは栄養ありますね。中継中に紹介された写真を見ると、豚さんはカレーの中に、上品に入ってました。
豚しゃぶ、というので、豚肉は、ご飯の上に乗ってるとか、カレーと別に出てくるのかと思ってた。豚カレーじゃなく、なぜ豚しゃぶカレーのネーミングなんだろ? 豚のブロックでなく、薄切り肉だから?
時間差はここまで、38分です。
藤井vs村田 夕食後の対局の様子
夕食後、村田六段の手番ですが、なかなかの長考。44分考えて、桂馬で攻める。゜時間差が、ここで逆転。
19時過ぎ、藤井七段が考え中〜。
解説は、藤井七段がいいと思ってたけど、「あれ? なかなかいい勝負かもっ」て少し変わってきました。井出四段も、「15時過ぎ、7:3で藤井七段持ちって言っちゃぃましたよ」ととっても明るく反省?してました。
でも、どちらが優勢か、意見を言ってくれる棋士さんの方が好き。棋士によっては、それは〜、と言いたくないそぶりの人もいるのですが、教えてくれなきゃわからないもんね。
なので、井出四段のように、たとえ後で違ったとしても、その時その時の状況で教えてくれた方が、言ってくれないより何倍も嬉しい。
話がそれちゃいましたが、藤井七段は結局32分の長考でした。
村田六段、53分の長考
70手(夕食休憩の時)くらいから、2人とも、スッと指すことは少なく、時間を使うことが多くなってきた。勝負どころなのかな。
77手 村田六段がなんと53分もの長考でした。
81手 先手玉に詰めろが!
村田六段、再び42分の長考
85手 42分長考のあと、村田六段が銀で王手
このあたり、藤井七段がもう詰むされるかも、玉も延命にしかなっていないって解説。えっ、なんで、いつの間に?
ただし、馬を抜く順で後手に勝ちがありそう、とも。何? どっちなんだ?
と思ってると、急にどんどんと手が進みだした。藤井七段と同じく村田六段も詰将棋得意で、詰将棋を作ったりもするそうです。なので、2人の間ではもう、投了しているような感じなのかも。
藤井七段が順位戦1回戦、勝利
92手から、どんどん、あっと言う間に手が進み、118手で、村田六段が投了、22時24分でした。
残り時間が、
- 藤井七段 27分
- 村田六段 12分
開始から、ずっと藤井七段がリード。途中、少しひやっとする場面があり、その後「大丈夫か?」って場面まであったような気もする。
藤井七段、村田七段の玉を詰まさず勝つ?
村田六段の馬と角が、藤井七段の玉の近くに来ていて、危険な感じがプンプン。すると、藤井七段は、村田六段の玉を攻めながら、その、危険な馬と角を奪う戦法で、自玉を安全にして、勝ちました。
藤井七段にしたら珍しく? 相手の玉を詰ますところまで行かず、勝った、その戦い方が意外な感じでした。負けない将棋、というか。ん? バナナさんの影がチラチラ?
藤井七段のC級1組の順位戦、まず1勝できて良かった。次は、7月2日、堀口一史座七段との対戦です。あと9つ勝てば全勝で昇級! ガンバレー藤井七段。
藤井聡太の順位戦(全日程)対局予定
藤井七段の順位戦の全日程と対戦相手は↓にまとめていますのでどうぞ